水の重さの測定は難しい
これまで、何気なく水の重さの測定をしてきましたが、
実際、正確に水の重さを測るのは、意外と難しいことに気がつきました。
「氷がとけても、水の量や重さは変わらないはず」ですが、実は、どんどん変化するのですね。どれくらい、変化するのだろう。
<実験結果>
氷水180.1gをまず測定しました。
20分後
測定すると181.5g(1.4g増えた)
(氷はたくさん残っている)
40分後
測定すると182.5g(2.4g増えた)
(氷は殆どとけた)
<考察>
・氷が溶けるまで時間が経過すると、空気中の水蒸気が水滴となってコップの周りやおそらく水面にも、付加されてきます。
・今回は、20分で1.4g、40分でさらに1.0g、増えています。
・40分間で、2.4g増えているので、1分で、平均0.06g増えます。
・気温より水温が冷たい場合、どんどん結露するので、重さが刻々と増える。
・水が高温の場合は、どんどん蒸発するので、重さが徐々に減ると思う。
・その日の気温と湿度にも関係する。
<結論>
・正確な水の重さを測定するのは、案外難しいことが分かる。温度によって、容器に入れた水や容器の表面は、常に空気中の水蒸気と、水分のやりとりをしていている。