発熱実験の再試
この前、
橿原市の理科部の先生方と電熱線の発熱のデータを取り、記録をブログに載せました。
いろいろな電源装置や乾電池を使って実験をすると、
太い方が早く切れるとか、細い方が早く切れるとか、
ばらばらなデータになりました。
この実験の難しさ(困難さ)がよく分かりました。
そこで、もう一度、
「啓林館の教科書通り」の実験をしました。
実験の条件
・電源装置は、ヤガミ DS-9V。
・電熱線は、0.2㎜、0.4㎜ それぞれ10㎝。
・太い、細いを、交互に実験する。
・1㎝角の発泡ポリスチレンが切れる時間。
0.4mm(太) 3.3 3.2 3.3 平均 3.3秒
0.2mm(細) 4.0 3.8 3.9 平均 3.9秒
考察
・太い方の電熱線が、発泡ポリスチレンを早く切った。
②電流計有り(島津)
結果
0.4mm(太) 4.1 4.1 4.0 平均 4.1秒
(2.5A)
0.2mm(細) 4.1 4.2 4.0 平均 4.1秒
(0.8A)
考察
・島津の電流計を回路に入れると、
発泡ポリスチレンが切れる時間は
同じになった。
③電流計有り(内田)
結果
0.4mm(太) 3.5 3.5 3.3 平均 3.4秒
(2.8A)
0.2mm(細) 4.3 3.8 3.8 平均 4.0秒
(0.8A)
考察
・内田の電流計を回路に入れると、
島津の場合と違って太い電熱線を
流れる電流(示す電流値?)が大きい。
・太い方の電熱線が、発泡ポリスチレンを早く切った。
④電熱線を並列につなぎ3Vの電圧をかける。
考察
・太い方の電熱線が、発泡ポリスチレンを早く切った。
<結論>
以上、
教科書通りの道具を活用すると、
太い方の電熱線が、発泡ポリスチレンを早く切った、
となる。
(*^ー^)ノ
しかし、
電流計で流れる電流を測定しようとすると
電流計によって、示す電流量が違い(内部抵抗の違い?)
電流計を入れていない教科書通りの実験と結果が違う場合がある。
(☆。☆)
<感想>
・微妙な差の実験なので、子どもには難しい。
・苦労をして実験しても、やっている意味、結果の意味が分からない。
ヾ(▼ヘ▼;)