酸・アルカリ性を調べる実験について
少し前に掲載しましたムラサキキャベツの実験のブログを見て下さって
いくつかのご意見を頂きました。ありがたいです。
①エタノールに浸す方法(細かく刻んで浸してろ過)もありますよね。
以下,経験をもとに,両者の比較です。
【水】
・手軽,安全◎
・液に少しだけ濁りがある
・濃い液をつくる際は,ムラサキキャベツの使用量が増える
・長く保存できない(変質,腐敗する)△
【エタノール】
・色が鮮やかで,変化が鋭敏◎
・液は透明(「水」の場合と色がやや異なる)
・抽出に時間がかかる
・安全面の課題(エタノールの使用,特に温める場合は注意)△
・一定期間保存できる○
なお、啓林館の中・高教科書では,ともに「水」です。
②(ご存じの方も多いかと思いますが)ムラサキキャベツをビニール袋に入れて凍らせておいて、袋ごと揉み出すと,濃厚な絞り汁が得られます。絵を描いたりするのに便利なようです。凍らせることによって細胞が壊れやすくなるのですね。もちろん水を加えて薄めることもできます。
エタノールで抽出、
凍らせて細胞を壊して抽出法などが
あるのですね。
有り難うございました。
きつねTは、ムラサキイモの粉を手に入れました。
これは、食紅のようなものと思われます。
使った結果は、次の写真のようです。
いつでもすぐに実験できます。
また、煮て作ったムラサキキャベツの煮汁の残りは、
小分けして、凍らせておきます。
一年後でも、溶かして使うと使用可能でした。
塩酸 ムラサキイモの粉の元の色 水酸化ナトリウム水溶液
瓶に入っているのがムラサキイモの粉