白良浜(しららはま)  ヒツジ  足あと


①海岸の砂


白浜近くの地層は、田辺層群白浜累層と呼ばれる礫岩や砂岩、泥岩からなります。

白浜累層の礫岩には多くの石英や石英片岩の礫が含まれています。また、砂岩層にもたくさんの石英や長石の砂粒が含まれているのです。


この白浜累層の地層風化・浸食によって壊れ、粘土や細かい砂が洗い流されてしまいました。砂浜では打ち寄せる波は砂粒をふるい分け、風化に強い石英の粒をたくさん含む砂浜がつくられました。かつて一時期、この石英の砂を、ガラスの原料として採取されたこともあったそうです。


1980年頃、海に流れ込む川からの砂の供給が砂防工事などで減り、さらに、海岸に堤防などを造ることにより海食崖の浸食作用も少なくなり、白良浜の砂が少なくなってきました。そこで、オーストラリアの西海岸から砂が輸入されました。1989年から2005年までに、7万立方メートル以上の砂が持ち込まれたそうです


オーストラリアの砂漠地帯で風に吹かれたいた石英の砂なので、とても丸い形が顕微鏡で観察されます。砂漠の砂のようです。


今回は、考えもなく表面の白い砂を採集してきましたが、次回は、もともとの白良浜をつくる白砂を採集しなくてはいけないと思いました。


観察にも、下調べと、予想を持って取り組まないといけませんね。



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②亀の産卵



 白良浜の端の方に、7月10日、亀が産卵したようです。ロープで囲われて、地中の卵は保護されています。2ヶ月後に孵化すると説明されていました。



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③貝殻拾い


 権現崎の海岸には、たくさんの貝が見られます。タカラガイ、バテイラ、カサガイなどなど。こぎつね達と一緒に、貝拾いをしました。サンゴのかけらもありました。


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