白浜の地層観察
5G・6Gのこぎつね達と白浜臨海合宿に行った時
海岸沿いに見られる地層の観察をしました。
白浜周辺は、田辺層群白浜累層と呼ばれる地層で、
新第三紀中新世(今から1500~1600万年ごろ)に
海底に堆積しています。
二上山が噴火していた頃ですね。
磯の観察をした所を、権現崎と言います。
その周辺で見られた地層の様子を紹介しましょう。
こぎつね達がお昼寝している時
きつねTが写真を撮りに行きました。
①泥岩岩脈
権現崎の泥岩岩脈は、天然記念物に指定されています。権現崎遊歩道入り口には「天然記念物瀬戸鉛山村泥板岩岩脈」と刻まれた碑がありました。
泥岩が水分を含んでいて、まだ固まらないときに地震が起こり、割れ目に沿って泥が動いた様子を示しています。大きな地震の時、大地の液状化と言われる現象で、地面の割れ目から泥が吹き出す時の、断面を見ていることになります。
②礫岩の地層
石英、石英片岩、チャートなどの礫を多く含んでいます。礫の間を埋めている砂も、石英の砂からなっているのでしょう。白浜累層の地層が風化して砂になり、白い白良浜の海岸を作っています。
③断層
よく分かる断層がありました。これも、大きな地震があった証拠です。
正断層かな。
④生物の巣の化石
生痕化石ともいわれるもので、カニやゴカイや貝などの巣穴であったかもしれません。
⑤砂泥互層
白良浜のすぐ近くで見られる地層