何も感じず、何もみないで、私を動かす。もうかなり癌が進んでいるから体がしんどい。
病院に行きたい。
入院したいよ。
つらいよ。
自分の身の回りのことを文句ひとつ言わないでだまってやり遂げる。それが私の仕事。
クズが何をしていても、私が自分の仕事を(お金のために)していても、関係ない。
とにかくおんタイムにご飯。もし支度をしてなければ自分ではなにもできないから、カップ麵。
でも私は買ってないから、自分で買ってきてあるものを食べる。それも至福の時のようだ。
用意されたものが気に食わなくても、昭和の頑固じじいだからもったいない精神で食べる。だって私が食べないのを知っている。
食べられないのを知ってる。瘦せてるのにお前のブクブク太った腹という表現が好きだ。
泣きながら、倒れながら、クズの身の回りのことをしている。今日は衣替え。重い洋服を取り換えるのは至難である。
突き飛ばされた腰はまだコルセットをしていて痛む。涙が止まらない。
毎日接骨院に行っている時だけが私の心の癒しの時間。あそこの先生は私を笑わせてくれる。
笑顔のない毎日を暮らすのはつらいことだ不幸せだ。
幸せになるはずだった。
後悔しているよ。クズと結婚したこと。本当に後悔しても人生やり直せるなら優しい人がいい。
私をいたわってくれる人がいい。痛いときは病院に連れてってくれる人がいい。
いつまで続くんだ、この生活。わが子が死んだら、クズを殺す。アイスピックでめった刺しにして、私も死ぬ。
これだけは決めてる。
殺す。刺し殺す。お前が私につらいことをさせた分全部返す。