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この日の結果で予後がある程度分かるため、そういう意味で造影CTの結果を聞くときより緊張しました。
事前に気にしていた点は主に以下の3つ。
- 悪性度の高い腎癌ではないか(術後典型的な色ではないと言われていた)
- ステージ1かどうか(ステージ3にupstageしていないか)
- そもそも病理の結果は出ているのか?
ピンポーン..
いざ診察室へ..
天海先生👩「あれから体調はどうですか?」
私👨「特に問題ないです..」
(が、先生が疲れているように見えるな.. 大丈夫かな?)
天海先生👩「傷口を見せてください」
私👨(お腹を見せながら)「この傷のへこみは治りますか?」
天海先生👩「ん-このへこみはたぶん治らないです。傷はもう少しきれいになります。」
私👨「わかりました。へこみは治らなくて大丈夫です。運動ができれば。」
天海先生👩「では、病理の結果を最初から一緒に読んでみますか」
「expansive type..」
私👨(結果がでていてホッとする。先生も初めて今読んでいるのだろうか..?)
後で保険の診断書を見て知ったのですが、病理の結果自体は入院中に出ていたようです。憶測ですが、先生もかなり前に結果を見ており、思い出しながら一緒に読んでいるのかもしれません。
「expansive typeって何でしょう?」
天海先生👩「拡大とか膨張という意味ではあるけど、日本語で何と言ったかな..」
携帯で意味を調べ始める先生。調べて3分ほどたったころで(3分も調べていて面白いな~)
「いったんここはスキップします。ここはあまり気にしたことなかったな~」
この後も一緒に読みながら、たくさん質問をしたのですが、その全てに丁寧に回答していただきました。
毎度質問が多くてすみません。
病理レポートは下記の通りです。
診断Robotic assited partial neophectomy for the left kidney:①expansive type, 27×20×30mm, clear renal cell carcinoma, WHO/ISUP Grade 2, Fuhman Grade 2, INFα, eg, fc1, im0, rc-inf1, s-inf0, LVI0(EVG, D2-40), pT1a, pNX, fstageⅠ(UICC 8th edtion).②No evidence of malignancy of the anterior surface of the tumor.③No evidence of malignancy of the peritumoral adipose tissue.④No evidence of malignancy of the tumor base.所見(上記の英語を少し詳しく日本語にしたような文章が書かれていましたが、転記が大変だったので概要のみ記載)
- 組織型:淡明細胞型腎細胞癌
- ステージ:1 (T1a)
- グレード2
- 断端陰性
- 凝固壊死、肉腫変化、ラブドイド変化なし
と、結果的にやっぱり癌ではあったのですが、私の気にしていた点からすると上々の結果でした。
組織型としてはよくある淡明型だったのですが、色が典型でなかったのは腫瘍を覆っていた被膜が灰白色であったからのようです。中身を見ると黄褐色でした。
一つ、rc-inf1(腎被膜浸潤 陽性)である点が気になったのですが、調査したところ独立して予後不良因子となるか否かははっきりしていなさそうです(腎癌規約ガイドラインにも予後不良因子として記載されてはいません)。
予後不良因子であると述べていた海外の論文を1つ見つけたのですが、いろいろ気になるところもあり.. 。ただある程度言えそうなのは、他の予後不良因子が無いのであれば、影響は軽微そうだということです。
病理レポート内に「腎被膜内へ浸潤しているが、腎外へは認められない」の文字が示唆するように、外に出ていないのだからあまりきりする必要はないのかもしれません(腎外=腎周囲脂肪への浸潤の場合はT3a)。
天海先生👩「再発リスクは低いですが、次は3か月後にCTをとりましょうか。 血液検査は健康診断で毎年見てますよね? 単純CTだけにしましょう」
私👨「造影剤は使わないのですか?」
天海先生👩「腎臓に負担がかかるので、頻繁にはやりません。次の次は造影剤使うと思います。」
運動制限については、
8月から走るのを、9月からゴルフを、あとは様子を見て調子が良ければテニスをしてよいということになりました。
先生がやたらとPCを打っているので画面を除くと、最初に腫瘍を見つけてくれたxxクリニックの先生に向けて診断結果を送っていました。
私👨「紹介状を出した病院にも、診断結果が伝わるようになっているのですね。見つけてくれたクリニックの先生には頭の中ではとても感謝していたので、病状が伝わっててよかったです」
天海先生👩「ははっ」
(初めて少し笑った気がする。苦笑いかも)