私は子供の頃から絵を描くのが好きだったことから、将来は建築デザイナーになって世界的な設計やデザインの仕事をするのが夢でしたが、学生時代に父親が病気になったことがきっかけで医学の道を志すことにしました。父の闘病生活の中、奨学金と家庭教師のアルバイトで大学を卒業しましたが、医師としてのスタートは、同じような病気に苦しむ人を助けたいという思いから循環器内科(心臓内科)を専攻しました。その後、心臓手術の傷痕に悩む患者さんを診ていて形成外科、美容外科に興味を持ったのが私の美容外科のスタートです。以来大学病院で循環器を研究する傍ら美容外科医療にも並行して従事してきました。今から25年以上前のことでその頃日本の美容外科はまだ黎明期で先進国アメリカに見学に行って勉強したものです。
一般に美容外科医療は手術によって外見だけを変えるものだと思われがちですが、人は外見が変われば内面も変わるものです。それは、術後検診に来られた患者様が美しく若々しくなって自信にあふれて輝いて見えるのをいつも感じているからです。患者様から「先生ありがとうございました。とても満足しています。」と言って頂ける時が美容外科医として一番の充実感を味わう瞬間です