睡眠不足+冷たい雨+金欠=暗澹日記 | koghのブログ

睡眠不足+冷たい雨+金欠=暗澹日記

いつも通る道。見慣れた風景も、少しスピードを変えればまったく違って見える。車より自転車、それよりも歩きがいい。何かを、より深く詳しく正確につかみたいなら、できるだけゆっくりがいい。当たり前の事だ。

今日、初めて近所をゆっくりゆっくり歩いた。なかなかのゲトー地区だとわかった。町も人も多くが疲れ、少し病んでいる。寂れた商店、廃墟と化したパチンコ屋、風化した粗大ゴミ、老朽化した建物の数々は生気を失い、道端に散見する汚物は悪臭を放っている。夜は不気味なほどの静けさで、まるで何か凶兆のよう。みすぼらしい格好をしてブツブツと独り言をつぶやきながら歩く薄汚い老人は高揚感を憶えているだろうか。ゴミ箱を漁り、自動販売機の釣り銭をチェックするホームレスはまるで狂ったオモチャのようで、自我さえ疑問だ。ただひたすらに繰り返されるみじめなルーティンは絶望の一歩手前か、ひょっとすると遙か先かもしれない。希望は一体どこにあるのだろう。道端に光る100円玉か、あるいは安らかな死だろうか。