ホビーズでも野鳥の識別検定は何かありますか？とお問合せ頂くことが多く、ご紹介出来るものがほぼない状況だったのですが、この度『生物分類技能検定』を行っている自然環境研究センターが、新しく野鳥識別に特化した検定を開始するようですよ。
今まで、野鳥の識別の熟練度を表す資格などは存在せず（過去、野鳥の会が『バードウォッチング検定』というものを実施していましたが、現在はやっていないですからね。）、野鳥の種を識別する能力を測るには、野鳥を含めた動物を取り扱う『生物分類検定2級 動物部門』を受け、その上の『生物分類技能検定1級 鳥類部門』がその役割でした。
しかし、1級は実務経験も必要かつ、内容もかなりハードルの高いものになっているので、気軽に一般のバーダーが受験できる資格ではなかったのです。
今回設けられた『野鳥識別士試験』では、受験資格は特になく、野鳥を観察して楽しんでいる趣味の方から調査を生業している方まで誰でも受験できる間口の広さが特徴です。
100点満点中60点以上を合格とし、点数に合わせて段階的に称号が付与されるということのようです。
試験は全国のテストセンターで、備え付けのPCを使用した試験方法（CBT受験）で、結果の通知も当日です。
気になる方は詳細をチェックしてみてはいかがでしょうか。
今のところ過去問やテキストなどがないので、難易度感がつかみにくいのはネックですが・・・。