いよいよ、新しい企画の第一歩を迎える時がやってきた。
企画の構想から実現まで3年かかって、やっと漕ぎつけた。
過去、幾度となく、似たような企画は(色々企画担当者から)生まれてはきたけれども、
残念ながら、一度も催行したことがなかった。
だから、社内には、ネガティブに考える人も少なくなく、
今回の企画に関しては少々の雑音もあったけれども、
後発隊であるからこそ、他社の企画を調べ尽くして、他社にはマネできない素材を盛り込み、
幾度も幾度も検証を重ねて、世に送り出した。
嬉しいことに、予想以上の集客、反響があり、これまでの間は思いのほか盛り上がりを見せている。
思えば、私のすぐそばには「企画の鬼」(笑)ならぬ、企画の師匠がいて、
もうかれこれ10年以上の付き合いになる。
これだけの付き合いになると、苦楽をともに、といえば聞こえはよいが、
正直、良いことばかりだけではなく、良い企画にはそれだけ覚悟が伴うこと、
一切の妥協を許さないタイプであるため、時としてその哲学には知らないうちに地雷があり、
それを私はよく踏むのだ。![]()
![]()
![]()
また、利害関係も全面に押し出してくるので、喧嘩になったことも何度もあるし、
正直なところ嫌で苦い思い出のほうが多いかもしれない。![]()
かつてその人と企画作りにおいて散々やりあった別の企画担当者は結局、
会社を辞めてしまった。
そう、企画者同士は、職人同士、いや戦士同士。
お互い上手くリスペクトしつつ、企画も被らないように、バランスをとっていかないと、悲劇を招く。
ある時期から、私はその人と同じ土俵で戦うのは止めようと決めた。
一番の理由は、フツーの努力では叶わないことを理解したから。
実際に聞いたことがあるわけではないが、世に送り出す企画の3倍は構想に間違いなくある。
検証に検証を重ねて、3分の2は、すべてボツ。
その振るいのかけ方がハンパない。
人材に余裕があれば、企画のブラッシュアップのためにも、同じ土俵で戦うことを目標に
するほうが遥かに将来性もあるかもしれないし、その人もそれを望んでいたかもしれない。
しかしながら、限られた人材を生かし、企画と同じぐらい重要な仕入れの役割が私には
求められたのと、先ほど言ったように、利害関係が絡んでくると、人間関係まで影響を及ぼす。
だから、ある時期から、自分のオリジナリティを出す企画は、鬼(師匠)が一切興味を示さない
ジャンルを徹底的に追及することにした。![]()
![]()
![]()
新たな商品の柱をの一つ目指している今回の企画。
信頼する添乗員さんの力を借りて、一人の企画者として、
このツアーの将来性があるのかどうか、良いことも、悪いこともすべて吸収して、
たくさんのことを身をもって経験できたら、と思っている。
また、できることなら、売れ筋のラインにもこの企画を並べたい。
そして、このツアーが落ち着いたら、いよいよ次世代のツアーのあり方について、
根本的に考えるつもりだ。
もう、現状のままでは5年後の未来はない。
とりあえず、また、この辺の話は改めて。
