この作品もさらい始めた当時(16歳ぐらい?)は意味もわからないまま、
やたらと譜読みに時間がかかるし、正直退屈(失礼・・・)だなとさえ思っていた。
その後も残念ながら、シューマンという作曲家を深く知る機会を得ないまま、
置き去りになってしまったのはこのダヴィッド同盟舞曲集と、もう一つが幻想曲。
交響的練習曲やクライスレリアーナなんて耳にするだけで気がおかしくなりそうで、
ぜったい自分には向かないと決めつけていたほど。
同年代のブラームスのほうがはるかに譜読みもしやすいし、心情的に入りやすかった。
架空の団体「ダヴィッド同盟」とは古いものとたたかう新しい創作を目指す
団体のことで、若きシューマンの精神的な支えであったことがうかがわれる。
18からなるこの作品は、動と静、明と暗の2つの性格が中心的存在となり、
全体をつうじて性格小品と呼ばれる、その後長きにわたってシューマンを支える
重要なジャンルとなる。
