やっと、一冊 | 旅と仕事するkogeのブログ

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旅は人生に豊かな心を運んでくれます。音楽と旅をマネジメントする仕事に携わることは人生のミッションのひとつ。テーマの旅のスペシャリストとマネージャーの二足のわらじ奮闘ブログです☆





やっと一冊、読み切りました。今日まで3冊を読むはずがやっと一冊。

重い、重かった・・・・。

夜と霧  ドイツ強制収容所の体験記録 <みすず書房>
V.E.フランクル (著), 霜山 徳爾 (翻訳)


これまで観た映画や、ドキュメント番組などは、やはりきれいに描かれて

いるんだということがよくわかる。

3冊のうち、最初にこれを選ぼうと思ったのか、、あまり意識は

しなかったけれど、一番読みにくいような感じがするのと、

おそらく一番重いと思ったからかもしれない。


前半の「解説」は、客観的かつ恐ろしいくらい冷静な目線で淡々と

表現されるアウシュビッツをはじめとするダッハウ、マウトハウゼン、

ラヴェンスブリュック、ザクセウハウゼンなど、各地強制収容所で起こった

出来事のリアルな描写。

後半はフランクル自身の心理学者的な視線から見た自己の体験と、

限界を超えた環境下での「感覚が麻痺」と簡単には片付けることのできない

人間の精神の崩壊と緩和が、一種の熱さをもって表現されて、伝わってくる。

最後に掲載されている写真図版は、目を背けたくなるようなものばかり。

新版には、どうもこの写真図版と解説が無いとレビューにあったので、

旧版を購入して良かったと個人的には思ったが、時代が異なる訳に興味は

あるので機会があれば読んでみたい。



夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録/みすず書房
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平日は昼食時と決めて読み進めていたけれど、早々に

胃がむかむかしてきて断念。

モノを食べながら、と、夜寝る前に読むものでは、ないと後悔。