この仕事をしていると、年に何度か「当たる」ことがある。
「当たる」というのは、決してよい意味じゃなくて、悪い意味。
現在の仕事では、ツアーの企画にはリスクを含んだテーマが不可欠で、
その素材自体に博打的な性格があるためか、社内でも位置づけが
ちょっとだけ違う。よくいえば一目置かれているということに
なるんだけど、一方ではそんなリスキーなやり方に批判的な意見もある。
だから、一般的な旅行の仕事にこのリスクが不可欠と
いうわけではないので、
この仕事を目指す人たちは決して怖がらないでほしい。
「本来、旅行の仕事はリスクが多過ぎてはいけない。なぜなら、
ただでさえ、少ない利益率の商売なのに、リスクなんか
抱え過ぎたらひとたまりもない。何より、孤独なのだ」
・・・これが、私の本音なのです。
ただ、一方で、リスクのあるところに勝機あり、と思っているところも
あって、それが今の仕事の軸でもあるので、とっても微妙なところ。
まあ、いずれにしても、あと1ヶ月後には、また私にはXデーが
やってくることは間違いない。
それに備えて、来月は2ツアーの添乗を兼務、現地入りが早々に
決定したし、「万が一」のことをそろそろ考えなければ
ならなくなりつつ、ある。
電車に乗っていても、エレベーターに乗っていても、
道を歩いている間も、頭の中にはぐるぐる・・・ぐるぐる。
ふーー・・・ また胃のいたくなる日が続くんだろうな。