隣に座っている私の後輩のSさんが電話をとった。
「・・・」何かボソボソしゃべっているようだ。
まもなくSさんが、私の向かいに座っているH先輩に何かを話しかけた。
ちょうど私は別の電話に出ていたので、
片方の耳からしか聞きとれなかったのだけど、
なんと電話中の私にむかってその先輩が


「ちょっと!海外、海外からだって!出れる??」
私の話し相手が業者だったこともあったので、いったん切らせて
いただいて、電話をつないでもらった。
ふとNo.ディスプレイを見たら 39云々、、と番号が出ている。
「イタリアかな・・・」(→この情報だけでも実はすごく助かる)
電話に出てみると、やや早口な喋り方の男性だ。
ボローニャの○○ホテルの誰それだと言っている。
先方の目当ては私の上司だったが、あいにくその上司は席を
外しているので折り返すことに。
その上司はしょっちゅう海外に電話をかけているので、
当然向こうからもこちらにかけてくるわけ
なんだけど、チームの半分以上はこういった取り次ぎにも
右往左往してしまうのが現実

相手が何者かということくらいしか理解出来なかった私は、
電話を置きながら、
「あーあ、せめて用件を聞いて解決できればいいのに」と思ってしまった。
海外からの電話は相手の顔が見えないのと、
前後の脈絡が判らない分、一体何を話してくるのか見当もつかないので、
どうも苦手。

なかには、いきなりセールスコールの電話がかかってきたり、
あるときには、フロアが違う特定の役員クラスの人間を呼び出す
電話とかもあったり(それも殆どがセールスコール)、
むやみに繋げないからきちんと相手のいうことをキャッチ
しなければならない。
電話ではなく、メールとかFAXならなんてことのないやりとりなのに、
何故にこんなに難しいのだろう。
これが、添乗中だったりすると、他に誰も頼れないという
意識が働いているのか、
対面が殆どということもあるせいか、決して流暢に万全コミュニ
ケーションがとれるわけではないけれど、あまりドキマギすることがない。
人間の意識、、というのは面白く不思議なものです

・・・こんな日常を送りながら、
毎日続けている英語の勉強

毎朝、時間を決めて、海外ドラマのDVDを「日本語字幕+英語音声」
「英語字幕+日本語音声」「英語字幕+英語音声」の順で繰り返し見る
という方法。
お休みの日は時間がいつもより取れるので、
スクリプトを見ながらじっくりと勉強できる。
ついついサボりがちな勉強だけれど、いつか海外からの
電話に堂々と出れるようになって、
先方の用件をきちんとキャッチできるようになれるように、
明日からもまた頑張っていこう
