こんにちは。
報告が遅くなりましたが、1月20日(土)~21日(日)
壮瞥の農村環境改善センターで、1泊の冬合宿を行いました。
今回、子どもたちが決めたテーマは「いっぱい遊んで、いっぱい協力しよう」
英語にして「Play and collaboration」です。
(子どもたちが仲良くなるためのゲームの時間。ジェスチャーゲーム大盛り上がりでした)
コロナ禍中、紆余曲折した合宿も、
いつもの場所でいつも通りに行えるようになり
子ども達も勘が戻ってきた様子。
大きなトラブルなく終えることができました。
(子どもスタッフが班分け中。違う地域の子、違う年齢の子、違う性別の子を敢えて組ませる班組を作ります。はじめての子や気後れしやすい子などは逆に、地域の年上の子や仲のいい子と組ませたり、調整もします)
室蘭子ども劇場の高学年の合宿は、ほかの合宿とはかなり違います。
・中学生以上の子どもスタッフが作っている
(最初はぎこちない子どもたちですが終わるころには仲良くなり、話し合いも出来るようになっていきます)
・自分で考えられる子になってほしいから、夜寝る時間は決めない
・親は出来るだけ口出ししないで見守る
・異年齢など意識(ちがうタイプの子と、何かする機会をつくる)
などなど……。
子ども達はただ楽しい、と思っているかもしれませんし
親も「子どもが楽しんでいればそれでいい」と言って送り出す人がほとんどですが
自由と自立とはなにか、を経験する機会を作ることが大切だと思うから
大変でもあえて、自由を大切にした合宿を作り続けています。
今回は、大人の側から
「失敗するのが怖い世代の子どもたちだから、あえて失敗させてみたい」
「大人も、失敗するのを見守れる大人になりたい」
という言葉が出ていました。
さ。
見てください!
(別に失敗というほどでもないですが、大人がモダモダする例です)
6人の班でキャベツをまるまる1個、千切り(そこも微妙)にしております!笑
大人は「それ多すぎじゃない?」「これって千切り……?」と言いたくてたまりませんが「見守ろうね」の声かけのもと見ています。
どうするのでしょう?
>高校生男子が腹いっぱい食べました
>あんなに千切り作るもんじゃねえな、と学びました
でも無茶苦茶してお腹いっぱいで苦しーってエピソードって、面白いし、何事もなく上手くやりすごすより記憶に残りますよね。
この時間、つくってあげたい。
また別の班は……
>予算で予定していたサラダを作る野菜が買えなかった。
>でもたまごならある!
>そこで急遽、たまごを使った茶わん蒸しに挑戦。
>めっちゃ上手にできた!
作ったことあるからやってみる、とやってみて、すごく自信のついた顔をしていた女の子。
この時間、つくってあげたい。
つくってあげたいけど、狙ってつくれないのが失敗の時間。
口を出さないでいる大人の存在も大事。
絶対に出さないわけじゃなく、本当にピンチなときは手を差し出すよ、と控えているかんじ。
この匙加減が難しい、つい命令してしまう、という声も、大人の方からはよく聞かれますが
話で聞いて、頭で理解したら出来るようになるというものでもないので
やっぱり体験してみて、周りとも話してみるのが一番じゃないかなと思います。
自分一人では身につかないので。
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