朝、スッキリ!をみているんですが、

今日の番組で「子連れ出勤はアリ? ナシ?」

という特集が組まれてました。

 

子どもを連れて出勤することを国が推進するという内容。

 

いろいろな意見があるみたいですね。

 

お父さんも、でなく、お母さん前提になってるのがおかしい、とか。

子ども連れて仕事は無理! とか。

そんなことより保育所を! とか。

 

 

 

わたしたち、子ども劇場の運営委員会のメンバーは

みんなお母さんなので、もう何十年も、

赤ちゃんや幼児やらわちゃわちゃの中で会議してます。

 

お子さん、はじめての時は大概、

お母さんが話し始めた途端に

「おかあさんが他の人と家と違う雰囲気で喋ってる!

 ボクのこと見てない! ボクを見て!」って

ぐずったり、服を引っ張ったり。

 

でもみんな馴れたもので、そういうときは

お母さん以外の人がだっこしたり、

議題の中心でない人が遊んであげたり、

子どもたちもしばらくすると、私たちが会議している間

自分でおもちゃを出してきたり(押し入れに常備!)、

友だちがいたら一緒に遊んだりし始めてます。

 

あと、お子さんが小さくて長時間いられないってときは、

最初に「今日何時までOK?」って聞いておいて、

それに合わせて議題を出す順番を変えたり

工夫しています。

 

わたしが思うに大事なのは、

 

・いっしょにやる人たちの経験と理解

 (男性でも女性でも、子育てしたことがあって

 子どもってこういうものって知ってて

 協力してくれる人がいないと、

 子育てって大変なんでしょ、うち理解ある会社だから

 って感じの字面だけの理解じゃ、ムズかしいかも)

 

・みんなでいっしょに子育てしているという想い

 (周りの人もぐずったとき抱いてあげたり、

 手の空いている人が遊んであげたり、

 お母さんに「大丈夫だよ」って寄り添ったり、

 お母さんの悩みを聞いて一緒に考えようって気持ち

 

・平土間

 (座敷みたいに子どもが寝転がったりできる場所。

 小さい子は椅子に長時間座ってるとかムリだから)

 

・ざぶとん(寝ちゃった時用)

 おもちゃ(遊びたくなった時用)

 ちょっとしたおやつ(口寂しくなった時用)

 

 

つまり、お母さんと子どもが来て安心できる環境ですね。

 

 

国が『推進』となると、

有難い方もいるだろうな、と思う反面、

一律そうしなさい、できるでしょ? みたいに

考える方も出てきそう。

 

私たちの場合、全員が母親としての経験があって

子育ての苦労がわかるし、

子どもがどういう振舞いをするかや

しばらく経つと変わってくるのも知っているので、

小さい工夫や理解があって出来ているけれど、

職場となると、いろいろですものね。

危険なものを扱ったり、集中しないといけなかったり。

おっぱいあげたいけど男性ばかりとか、

子どもがちょろちょろして気が抜けないとかあるだろうし……。

 

一律とか推奨とかでなく、ゆるやかに、

本人が連れていくことを希望して

それが許される環境だったらいいよ~みたいな

理解が広まったらいいなと思います。

 

 

子ども劇場の総会はこんな感じ。

ちびっこスペースを作って、事務所所有の玩具とか敷物をしいて、

子どもが自由にしていられる場所をつくってます。

お母さんのところに行きたくなったら行ってもいい。

お母さんも会議からちょっと抜けてもいい、っていうゆるさがあると

子どもがいっしょでも大丈夫。