ご存じの通り強制収容所博物館は、こちらのアウシュビッツと、
少し離れたビルケナウの2か所に分かれています。
こちらのアウシュビッツの収容所の建物は、もとは兵舎でした。
だから、建物の造りはしっかりしているのです。
(1940年6月14日から、収容所として稼働しはじめました)
でも、造りがしっかりしていても、燃料のほとんど配られなかったそう。
石の家は、寒いだろうな。
今は、中にはそれぞれ展示物と、囚人生活を再現した部屋が。
展示物。
収容されたユダヤ人が没収された、
膨大な量の旅行鞄。
靴。
日用品。
限られた持てる荷物にいれるお皿やコップって、どんなものかな。
ロマは、全財産を持って歩いていたんだろうな。
刈りとられた髪。
そして遺灰。
骨や遺体に霊性を感じるのは、
日本人独特の感覚だと聞いたことがあります。
だからでしょうか。
私が
「ここで沢山の人が亡くなったんだ」
と感じたのは、遺灰を目にした時でした。