雛人形
旦那さんが作ってくれたあんこう鍋が美味しかったり と書き綴ろうと思っていたのだけれど。
先ほど娘ちゃんが寝付いたので昨日実家からもらってきた私の雛人形を箱から出して飾った。
うちの雛人形、1段飾りで、お友達の家は12段だかなんだか相当人がたくさんいて、
そっけないもんだな なんて思っていたという記憶があった。
んが、大きい箱に2箱。意外と大荷物。
先に荷解きをはじめていた旦那さんからバトンタッチして紙に包まれている
飾りを取り出す。
紅白のおもちの飾り。
ひし形のおもちの飾り。(餅だよな・・?)
みかんと桜の木。
全ての飾りを私はとっても気に入っていたのだ。
そんな記憶がすっかり抜けていたけれど、私はこの雛人形大好きだったのだ。
殿と姫を紙から出して差し上げる。
顔の部分にきちんと別の紙がかかっている。
きちんと後ろで結んである。
とると、古い古い人形なのに、真っ白でとても綺麗な顔が出てきた。
私の父はこんなに綺麗に大事に人形を毎年出してしまっていてくれたのだ。
私が大きくなってからは雛人形を出すこともなくなっていた。
多分高校生の時はもう出してなかっただろう。
最後に人形をしまった、父の空気がこの箱や人形に残っている気がした。
他界してから8年程たつ父の空気を感じた。
胸がいっぱいになって涙が止まらない。
父は私を大事に育ててくれていたのだ。
一つ一つの行事をきちんと行い、一つ一つにきちんと思い出がある。
なんて有難いんだろう。
旦那さんが「こんなに綺麗にしまってくれて、いいお父さんじゃない」と言ってくれた。
ああ、私の雛人形もらってきて良かった。
娘ちゃんにあげられる、良かった。
父死去、母障害者 となった今、体で感じることの出来る親の情。
めちゃくちゃじーんときてしまった。
