夕方、犬の散歩の途中、知らない人に焼き芋を頂いた。
野菜を頂くことは時々あるが、焼き芋は🍠初めてだ。
中年の男性が道路の向こう側から声を掛けてきた。交通量もまあまあの二車線の道路である。
「焼き芋、食べる〜？」と言っている。
「えっ？焼き芋ですか〜🍠？」
「そう、焼き芋〜🍠」
「あっはい！食べま〜す！」
そう答え、車を何台もやり過ごし、行きたくないワンコを引っ張って向こう側に渡ると、青い作業着の同年代くらいのクマさんみたいなお顔の男性がニコニコして立っていた。
犬が吠えるかもしれないとちょっとヒヤヒヤだったけど大丈夫だった。
それほど広くない畑の奥の方に、何やら煙突のついたコンクリートの小さな焼き芋小屋？みたいなのが見えた。
鋳物の蓋らしき物をカタンと開けて「家族は何人？」と聞かれ、5人だけど悪いので3人ですと答えたら、新聞紙に包んだホカホカの焼き芋を手渡してくれた。
「ここで何か他にも焼くんですか？」と訊くと、ほとんど焼き芋。時々ジャガイモとか里芋も焼くと言う。
「素敵ですね、ここで焼き芋ですか。いいですねえ。ありがとうございます」とお礼を言うと、
「もらってくれてありがとうございます😊。止まってくれてありがとうございます😊」と逆に何度もニコニコ顔でお礼を言われた。
田舎だけど知り合いって訳ではないからみんな断っちゃうのかな。怪しそうな人じゃなかったし、私は田舎者なのでこんなありがたい親切はありがたく頂く。
まあ、怪しいヤツは焼き芋食べませんか？とは言わないでしょうし。😅
ホカホカの焼き芋を胸に、ホカホカの気持ちで家に帰った。
素朴な甘さで美味しかったです。😋
最近、人との会話が少ないせいか咄嗟にいい言葉が出てこない。もっと気の利いた、感謝が伝わるようなこと言いたかったなあ。
