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続いてAチーム編です。

前回書いたように、Aチームは有段~上級者を中心としたメンバーです。

 

大将 Kた君

小金井教室の絶対的エース。鋭い終盤力に加えて、最近は序盤もめっきり上手くなったので戦いぶりも安定してきました。他の選手からの信頼も厚い大黒柱です。大将なので相手も強いですが、気負わなければ相当勝てるはずです。

 

副将 Yせい君

大会前には、副将~四将まではほとんど総合力に差はないと見ていました。Yせい君の場合は出来不出来の差がありますが、コンディションさえ良ければ有段者にも勝てる力があります。結局、当日朝の表情を見て、副将を任せました。加えて、大将のKた君が対局以外で忙しいときのサポートも期待しています。

 

三将 Hひろ君

直前の将棋内容が良く、時間の使い方もしっかりして勝負強いHひろ君が三将。持ち前の終盤力と、色々な序盤ができる器用さも持ち味です。盤外では教室全体のムードメーカーでもあり、チームの雰囲気も良くしてくれるはず。また、リーダーシップがあり、プレイヤーとしても強い精神力で、相手がきついKた君、Yせい君のリカバーもしてくれると思いました。

 

四将 Sう君

チーム最年少ながら屈指の攻撃力・終盤力を持つSう君は、大会の雰囲気に慣れればかなり勝つと予想していました。相手も経験が多い形になりやすいので、序盤を上手く乗りきれるかが鍵。後は連戦になるので、仮に負けた後の立ち直りも大切になってきますから、そこを上手く乗り切ってくれるかも注目していました。

 

五将 M・Sすけ君

大会前、副~四将の3人に次ぐ力があるとみていたのがM・Sすけ君。直前の練習ではめきめきと頭角を現し、実は3人とも遜色のない力があることが分かってきました。特にメンタルの強さは素晴らしく、大会でも実力を存分に発揮できるのは強みです。この位置ならかなり期待できます。

 

六将 Kき君

Sう君と同じくチーム最年少。各種大会にも良く出場しているので、大会の雰囲気に飲まれることはないと思っていました。ただし、Aチームの相手はどんどん強くなることが予想されるので、休みをはさみながら万全のコンディションで臨むことが、強い相手に勝つための鍵となると見ていました。

 

<第1戦> C教室 5-0勝ち

午前中の対局は貫禄の完封勝ちで上々のスタートです。

 

<第2戦> I千金 1-4負け

午後の初戦はKた君が勝ったのみの1-4負け。ここから上位争いに向けてサバイバルが始まりました。

 

<第3戦> K・Cチーム 2-3負け

強豪教室KはCチームも強く、Kた君とM・Sすけ君が勝利したものの2-3負け。Yせい君が連敗してしまい、ちょっと心配です。

 

<第4戦> A・1チーム 3-2勝ち

小金井のBチームが2戦目に当たったA・1チームと対戦。Kた君が初の敗戦、Yせい君もあっさり敗戦であっという間に0-2となってしまいましたが、ここからがまさにチーム戦。Kき君、M・Sすけ君が勝ち、最後に残ったHひろ君が慎重に勝ちきってチームの勝利を決めました。3・4・5将が勝ってのチーム勝ちにはKた君、Yせい君もほっとしたはずです。

 

<第5戦> K・Fチーム 3-2勝ち

本日の最終戦。チーム勝ち越しがかかります。4戦目と打って変わって強い内容でKた君、Yせい君が勝ち、最後はまたHひろ君が決めて3-2勝ち。チーム勝ち越しを決めました。

 

通算3勝2敗で9位は上々の成績です。小金井教室のチームが勝ち越すのも初めてで、みんなよく頑張りました。終了後の笑顔が素晴らしかったです。

 

 

写真は向かって左からM・Sすけ君、Hひろ君、Kたくん、Yせい君、Sう君、Kき君です(顔と名前はモザイクをかけてあります)

 

<大会が終わって>

今回は初めて2チーム参加、Aチームは9位入賞、Bチームも勝利をあげる活躍でした。そしてみんなで同じ目的に取り組み、それぞれの役割を果たしながら頑張ったのが何より素晴らしかったと思います。選手たちの仲もより深まった一日でした。

 

今回参加しなかった生徒の皆さん、特に現在1部(初級者クラス)でも次の大会までに上達すれば出場できるはずです(現在12~13級以上なら可能性は高いです)。大会はとても面白く、もっともっと将棋を好きになると思いますので、ぜひ上達して一緒に参加しましょう!

 

高柳