三菱一号館美術館の広報について、お話をきいたよ、の回 | スタッフブログ

三菱一号館美術館の広報について、お話をきいたよ、の回

みなさんこんにちは。

毎日寒い日が続きますね。
あっという間に年の瀬が近づいてきて、
焦っている割には何もしていないインターンのponです。
毎年同じことを繰り返してしまいますね。
少しは成長できるよう努力します(笑)


さて、12月14日のキュレーターコース1は
ゲストに三菱一号館美術館広報プロモーション担当の酒井英恵さんをお迎えしました。


なんと酒井さんは、第1回の横浜トリエンナーレサポーターから、
さまざまな活動へとステップアップして、現在の職に就いていらっしゃるという経歴の持ち主です。
どんなお話がとびだしたのでしょうか。


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酒井さんはトリエンナーレのサポーター活動を通して実践で広報について学ばれました。
第1回のトリエンナーレは、作品の実物がないままの状態で広報しなくてはいけなかったので、
苦労なさったそうです。

東京都現代美術館での広報担当を経て、
三菱一号館美術館の広報プロモーションを準備室段階から担当されています。

三菱一号館美術館復元工事中のお話から竣工後の裏話、ロゴマーク採用の詳細まで、
様々なお話がテンポよく繰り出され、終始笑いに包まれた会となりました。


広報プロモーションは美術館の社会との窓口。様々な工夫をされているということです。
ちらしに込められたエピソードや、雑誌や新聞などのメディア露出についてなどなるほどと
思うようなお話をたくさんされていました。

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酒井さんが、他の美術館の広報と違う点は、なんといっても美術館が出来る前からお仕事に従事されていること。中には、それって広報のお仕事なの?と思うようなことも。
でも、準備段階からのお仕事だからこそ実感を持って知る事のできることも
たくさんあったそうです。


特に印象深かったのは、美術館の復元のお話。
三菱一号館美術館は建築技術やその他の細かい部分まで復元されており、
今ある建物は鉄筋コンクリートではなく、当時のれんが造りをそのまま再現しているそうです。
免震技術は高度なものを採用しており、昨年の大震災でもほとんど揺れは感じなかったそうです。


現代の技術との融合で明治時代の美しい建物が復活するなんて
大きなタイムマシンのようでステキですね。



さて、次回のキュレーターコース1は
年が明けて1月11日(金)に行われます。
いよいよセクションが「展覧会をつくる」に突入します。


ゲストはアーティストの金氏徹平さん。
既製品を再構築することで意味を持たせる作品を制作してらっしゃいます。
コーディネーターは横浜美術館主席学芸員の天野太郎さんです。


受講希望の方は
受講希望講座の実施前日までに、件名に「黄金町芸術学校申込」、
本文に「①講座名②氏名③電話番号④参加希望日程」を明記の上、
メール(school@koganecho.net)または
FAX(045-325-7222)にてお申込ください。