狩勝峠は雲海の中。

この季節、北海道では頻繁。

きっと観光客には刺激的な光景かもしれないが、ツーリングライダーには勘弁して欲しもの。

カッパを着ていなければズブ濡れなのだ(笑)






狩勝峠を越えると新得町。

ここは北海道有数のそばの産地。

その収穫量は道北の幌加内町と人気共に二分する。

やって来たのはJR北海道の新得駅だ。






ここの駅そばは午前10:00オープン。

朝ごはんにはちと遅い開店時間なのだ。

だからランチ狙いでの訪問。






思っていた以上に綺麗で新しい駅舎内。

そこの左端に立ち食いそばは在る。






そばが新得そばである事を考えれば、この値段には納得。

ちなみに「天そば」の天ぷらはよくスーパーなどで売っている、天かすを丸く固めたアレである。

何かしらの天ぷらではない。

あしからず…。










道東エリア最大のそば産地。

流石に「新得そば」を知らない人は居ないだろう。






ワタクシが注文したのは天そばに生卵トッピング。

これで540円。

美しいビジュアルではないか。






既に茹で置きされたそばに熱々のつゆを掛けるだけ。

提供時間は速い。






生卵は最後まで崩さず、

そばを二口分くらい残し、

天かすも食べずに最終局面。

ここで一味を振り掛け、全てをかき混ぜる。

ここからズルズルとかき込む&飲み込む。

これが天玉そばの醍醐味!!

サイコー♪に美味い♪♪♪






壁に貼られた新聞の切り抜き。

旅の途中はこういうのに目が行く。






2020年12月の朝日新聞。






この時の日本全国の駅そば第1位は、北海道音威子府村の音威子府駅「常盤軒」。

今は無きあの黒くて太くて硬いそばだ。

ワタクシの大好物♪

そしてここ新得駅の「駅そばせきぐち」は第7位。

北海道が2軒もランクイン。

がしかし、音威子府駅の「常盤軒」はもう無いのである。

駅に問題があったわけでも、

そば屋に問題があったわけでもなく、

そばの製造元が閉業しただけ。

歳を取るということは、すなわち悲しいことである。










ちなみにこちらは新得駅前にある「そば処せきぐち」。

ここのそばが駅そばに使われているのだ。

そりゃ美味いに決まってるさ♪♪♪