泊まるのは多分、2013年頃が最後かと記憶。

あれから10年振り…と考えれば、確かに変わっていて当然。

館内の廊下は一部綺麗になり、

こんなステンドガラスや、






宿泊客の為の大人でオシャレなラウンジとか出来ていた。

まあ、大声で会話をするような周りの空気を読めないお客は勘弁ね…というシチュエーション。






ちょっと雰囲気が富良野の高級プチホテルの様相。






窓の外には小川が流れ、






シックなランプシェードが吊り下げられ、






棟方志功の画が飾られ、






ソファーとテーブルは50Sモダンみたいな…。






これは「違いの分かる大人の空間」か…。






ロッキングチェアなんて西部開拓時代のアメリカ映画でしか観たことがないよ。

ここにオジイサンとオバアサンが座るのか…。






この喫茶コーナーは、館内からも館外からも入れる。










そして変わらないもの。

新設ラウンジの先は昔のまんま。

これが良いんだよね。






何とも風情があるではないか。

この空間は自分が大学の仲間と泊まりに来ていた頃から何ら変わっていない。

酸ヶ湯温泉旅館にはまた泊まりに来たいな…といつも思わせてくれるのは、やはりコレだからだ。










宿泊施設における日帰り入浴の功罪。

日帰り入浴の評判が良ければ、どんどんお客は来る。

がしかし、宿泊客からすると、日帰り入浴客の数が多過ぎて、ちょっとギナッとする部分も否めない。

コロナもインフルエンザもまだ心配が払拭されていない現状で、いかにも…なゲホゲホ咳が止まらない日帰り入浴客。

ちょっとちょっと〜!!

咳してるのに、わざわざ風呂入りに来ちゃうわけ?






それと、

酸ヶ湯温泉は昔から物を盗まれる声は多かった。

まあ、宿泊客だけならばまだしも、日帰り入浴客が次から次へと入ってくるんだから、貴重品なんて持って歩けないわね。

でも悪いのは貴重品を持ち込んだ宿泊客ではなく、手癖の悪いドロボウのほうですから!!

ワタクシの場合とて、持っていく物は部屋の鍵とタオルくらいなもの。

では、部屋の鍵が盗まれたらどうするの…。

宿泊客のワタクシが悪いの?

違うでしょ。

手癖の悪いドロボウが悪いんじゃない。

だから今回は「玉の湯」に3回入り、「千人風呂」には1回しか入らなかった。

宿泊客よりも日帰り入浴客のほうが何倍も多い酸ヶ湯温泉。

ちょっとね、気が抜けないんだわ。






部屋の窓を開けると、そこには小川のせせらぎが…。






空はあいにくのどんよりですが、

黄色い小鳥がやって来て、目にも優しい早春の八甲田です。






酸ヶ湯温泉の歴史。

我々人間の一生なんて、ちっぽけなものよ。

この世に生を受けたからには、何かしらで名を残したいものです。