午後7時、ホテルチェックイン。
ここもまた7年振りに泊まるワタクシの常宿。
ちなみに、仙台市中心部のホテルに泊まると、問答無用で駐車料金が取られる。
当時は1台1000円。
今だともっと値上げしているのかな。
そういう事も考えると、なかなか駅前や駅裏に泊まる気にはならない。
ましてや営業の為に来ているのだから、道路が慢性的に混んでいる駅前に泊まるメリットなど微塵も無い。
ワタクシの場合、
宮城野区鶴巻の「コロナワールド」
仙台北インターそばの「プレミアムイン仙台多賀城」
そしてココの3箇所がオススメ。
ちなみにコロナワールドは日帰り入浴施設が併設なので、風呂と部屋のラグジュアリーさには満足出来るが、朝ごはんは見られたもんじゃないほど粗末。
プレミアムイン仙台多賀城はパーフェクト物件で、風呂も良いが部屋も良く食事も美味しい。
またバスルームには窓がついているので、多賀城市の夜景が見れる。
バスルームの電気を消し、冷えたウーロン茶でも飲みながら風呂に浸かったら、それはもう天国♪
そして3つ目のココは、働く男達が長期滞在しているケースが多く、風呂はデカく食事はボリューム満点でビジネスホテルでありながら晩ごはんは部屋に運んでくれる。
慣れ親しんだこの部屋。
3階も4階も窓の向きは仙台港コンビナート。
だから、部屋の電気を消して窓の外に目をやればこうだ。
ワタクシの好きな無機質な工業地帯の景色。
でも手前側には民家があり、向こう側の無機質と手前側の温かい家の明かりのコントラストが自分的に「この世」という気がするのだ。
多賀城市多賀城ジャスコの1階上まで浸水した。
津波に車がどんどん流された。
すなわちここら辺は完全に水没した地域である。
それでも営業の復旧後は、ワタクシが2016年にサラリーマンを辞めるまでこのホテルに泊まり続けた。
行きつけの整骨院もすぐ側に在ったし、酒は「酒のやまや多賀城店」で買えるのでロケーションはむちゃくちゃ良いのだ。
泊まるなら仙台市より多賀城市。
7年振りに来てみたら、
ミネラルウォーターのサービスはあるし、
コミック本の蔵書が2000冊だという。
こんなの当時は無かったさ(笑)
器は変わっていないけれど、中身は色々と頑張っているんだなぁ~と。
変わってないことに1つの安堵と、
少しずつ更にサービスを向上されていることに有り難さを、
たかだかビジネスホテルとはいえ、このホテルには思い出が沢山ある。
出張でこのホテルに泊まっている時、友より電話があった。
どうした、こんな時間に珍しいこと。
実は今、彼女と飲んでるんだ。
ほほ、羨ましいこと。
で、これが最後の食事なんだ、今日で別れるんだ。
なしたど???
ちょっと彼女に電話変わるわ。
どもども~、なして別れるのさ。こんなにキチンとして会っているなら、別に別れなくても良いのに…。
はたまたある日は勤務先の社長からプレッシャーのメールが何本も入り、直接電話して来ないことへの苛立ちも募り、
もう良いや、この人の会社の為に働くことはもう出来ない
との結論を出し、朝まで眠れないまま
「会社を辞めます」
というメールを返信した。
すなわちこのビジネスホテルが前職の会社を辞める意思表示をした場所でもあります。
まあ、いつだったかの記事にも書きましたが、
2014年に弊社部長が辞め、
2015年に業界一の弊社トップインストラクターが辞め、
2016年に営業のワタクシが辞めました。
3年連続で人が辞めていくそういう会社。
お世話にはなりましたが、妻子ある身で自分の会社の事務員に手を付け、奥さんや子供に全財産渡してでもその事務員と一緒になることを選んだ人は、
ワタクシのような真っ直ぐしか歩けない人間には理解不能でした。
その事務員が…ではなく、
異常な思考の持ち主は社長であったと思います。
だからワタクシが勤務する前から、過去の社員達は続々辞めており、一人も勤務の長い人が居なかったのが不思議でした。
まあ業界内ではかなりの知名度と人気はありますが、社長に難アリだから社員が続かないのでしょう。
そうなんだよ。
ワタクシがあの会社を辞めようと決意したのがこのホテルの和室。
そして朝まで眠れずに、辞職願を書いたのもこのホテル。
今この記事を書いていて思い出しました。
クソがっ!!