今夜は秋田の友・ヒロリンと飲みに行く約束。

歳を取れば取るほど思うこと。

友とは、信用のおける無二の存在。

そんな人がほんの数人でも居れば、人は幾つになっても幸せで居られる…と思います。

そういう人にはいつまでも元気でいて欲しい。

こうして不定期に会うのは、お互いに「お達者くらぶ」みたいなものかと思いますね(笑)



昔ほど飲めない、食べれない、眠くなるのも早い。

まあ、歳を取るとそんなもんですわ。

しかし、友と一緒に居る時間はプライスレス。

どんな贅沢をするよりも、ワタクシは友との語らいのひとときが一番のご褒美だと思っています。



かつての永楽食堂↓

今は違う店が入っていました。






肝心の店は直ぐ側に新築移転。

箱のサイズも大きくなり、キャパもかなり増えました。

まあ、秋田の酒好きならば、この店は避けては通れません。

ワタクシは昼営業をしていた時代から利用していたので、かなりヘビーユーザー。

よくオムライスを食べに通ったものです。

それが今では夜営業のみとなりました。






今回のお通しは温奴と煮ツブ。






本日の酒のアテは黒板を見て注文。






まずは、

牡蠣酢、






アジのなめろう、






蓮根の海老シンジョウ挟み揚げ、






ナマコ酢。

ちなみにこのナマコは軟らかく、厚切りで、更にコノワタまで入ってます。

まあ、この価値は酒飲みにしか分からないでしょうね(笑)

なんまら美味いっ!!






ヒロリンと生ビールで乾杯し、

お次は秋田県五城目町「一白水成」を3種類。

純米吟醸

特別純米

特別純米ささにごり






とにかく保有する日本酒の銘柄が多過ぎて、選ぶのも一苦労なお店なのです(笑)

店の壁の左端から右端までギッチリ貼られています。






ちなみに店内は禁煙になりました。

タバコは外の灰皿で。

真正面には廃墟と化した元ホテル。






とにかく名店です。






お次はこちら。

刈穂 六舟純米吟醸

刈穂 超辛山廃純米

刈穂 出羽の雫






マグロの中落ち350円






チクワの納豆挟み揚げ400円。






〆は、湯沢市の「両関酒造」で作られているものの、両関ブランドではない花邑(はなむら)。

なかなか入手困難なこの銘柄は、この酒の醸造指導をしたのが山形県村山市の名蔵「十四代」の高木酒造によるものだから。

ホント、花のように美しいお酒です。

(なかなか売っていません)

左端は六郷町「まんさくの花」が亀の尾で醸した「亀ゴールド」というお酒。

これも美味かった!!






店の名物の肉団子は粗挽き肉なので、これもまた歯応えが楽しめる逸品。

これでお会計です。

(この夜はヒロリンにご馳走になりました♪)






と思ったら、

奥から大女将が出てきて、新政酒造「亜麻猫」スパークリングをご馳走になり、






お次は秋田市「ゆきの美人」貴醸酒もご馳走になり、






更には山本合名「純米大吟醸山本」もご馳走になり、






その上お土産まで戴いてしまいました。



ワタクシは昨年3月に母を亡くしましたが、ここの大女将はワタクシにとって昔から第二の母みたいな方。

(うちの母よりはかなりお若いです)

なので大女将とヒロリンが元気な内は、出来る限り秋田に顔を出したいと思っています。



人とは鏡だと思うのです。

ワタクシにとって、この店は大女将が居るから通う店なんです。

ホント、身も心も秋田美人な大女将。

人を思い遣る心を持ち合うからこそ、会うのが楽しみだし、会えると心が満たされる。

誰もがそういう店を…1軒、2軒は心に秘めておきたいものです。