本日の昼ごはん。
奥さんが病院に行ったついでに、弁当を買ってきて貰う。
たまには他店の弁当を食べるのも悪くない♪
コープさっぽろの幕の内弁当。
シャケのインパクトが凄い!!
この切り身の厚さよ。
元は取れるのか?というくらいに分厚い。
皮を見る限りは銀鮭なんだけれど、
この脂の多さはトラウトサーモンの様な気がしてならない。
塩気の加減は良いけれど、身の全てが脂ギッシュ。
若い子ならば良いかもしれないが、オッサンにはちとキツい。
かつての仕事柄、日本各地で穫れ立ての魚介類を口にしてきた。
磯釣り師だったり、出版社に勤めていた頃は船宿とか民宿、時には釣具店に泊めて貰う事もあったので、魚や貝や海老、ナマコ、ホヤなどは鮮度が抜群。
なのであの頃はスーパーで売っているパック詰めの魚の切り身が臭くて、ほぼ肉食に偏っていた。
美味いものを知ると、お金を出してまでスーパーで買い物をしようとは思わなくなるのよ。
それは皆さんも同じじゃない?
あの頃から20年、30年の月日は流れたけれど、当時は産直なんて無かったから。
道の駅という施設がジワジワと各地に拡がりを見せ、それが産直のハシリだったと思う。
その真似を個人がする様になって、そして今の時代に至るのではないだろうか。
岩手県遠野市に古い民宿がある。
福山荘というその宿は、歴史ある岩手ながらの重厚なお宿。
そこの朝食で出される三陸産の塩ジャケは涙が出るほど美味しく、コレこそが本物…と泊まる度に思ったものだ。
残念ながら去年辺りから予約の受付をしなくなり、今は休業中の筈。
どこかの誰かが跡を継いでやることも可能かもしれないが、あの塩ジャケの仕入先が分からないままだったら、あの宿に泊まる意味は無くなる。
晩ごはんは遠野名物の生ラムジンギスカン、もしくは白金豚のしゃぶしゃぶのいずれかが選べるが、そのメインよりも美味しいのが脇に置かれる御膳だった。
この宿は一の膳、二の膳、三の膳まで並ぶ晩ごはん。
風呂こそさもないが、部屋の古さ(←歴史のある重厚さ)と食事のクオリティの高さは特筆すべき宿だった。
そういう記憶が消せないワタクシは、いつまでも過去にしがみついている。
お恥ずかしながら「あの頃は良かった」というのは本当の事なのだ。
脂の乗った魚は確かに美味いが、乗り過ぎも考えものである。
また、所詮は人の手によって作られた畜養の魚。
世間がどう評価しようが、ワタクシは畜養の魚は嫌いである。
昔、取材で何箇所かの渓流魚の養魚場に行ったことがあるが、評価の良い魚を作る為に大事な事…
一番は水であるが、二番はエサのペレットの内容物だと教えられた。
白身の岩魚を赤身にすることも可能なのだよ…エサというのは。
だから今日食べた幕の内弁当の分厚い塩ジャケは、今どきの若い人には向いているかもしれない。
しかし自然が作ったものではなく、人が人為的に作った畜養なのだから、そのペレットに含まれる成長ホルモンの危険性なども少しは考えるべきなのでは…とも思う。
まあ、歳を食ったワタクシは、トロよりも赤身のほうが好きになりましたね(笑)
八戸光星学院、何とか1回戦を突破。
この勝ちは紙一重でした。
内容は、関東第一が勝ってもおかしくなかった試合。
見応えがありました。