今朝の読売新聞の記事より。
ワタクシが思うに、
今の世の中の物流はその殆どがトラック輸送だ。
ちなみにマグニチュード9.0の釧路沖地震が発生した場合、各市町村の津波の高さは以下の通り↓
(NHKニュースより参照)…2022.7.28
根室市 22m
浜中町 20m
厚岸町 20m
釧路町 26m
釧路市 20m
白糠町 16m
浦幌町 22m
豊頃町 22m
大樹町 20m
広尾町 25m
この数字を見てまずは何を思うかだ。
ワタクシが速攻で頭に浮かんだことは、
海岸線の道路という道路は全て寸断される
ということ。
これはかなり頭の痛いこと。
陸路からの支援や復旧に、果たしてどれだけの月日が掛かるのか見当もつかない。
内陸の札幌や旭川、帯広と違い、海岸線の町を襲う地震は津波も伴うので、人間の生存率も遥かに低くなると思われる。
復興支援に関しては、人も物資も根室港や釧路港、広尾港などからの船輸送しか思いつかないほど、陸路からの復興支援には時間が掛かるものと推測される。
(NHKニュースより参照)…2022.4.20
コレ↓に関してはネットでググってNHKの記事を正確に読んで欲しい。
「和商市場」などがある釧路市黒金町は水深6.5mくらいの水没。
当然、釧路市役所周辺には北海道警察釧路方面本部(釧路警察署)や釧路市消防本部も在るので、
都市機能の麻痺は確実。
我々を救助してくれるのは陸上自衛隊釧路駐屯地の皆様だけとなる。
市役所や警察に期待を寄せるのは浅はかということだ。
すなわち、自分の身は自分で護れということ。
他力本願の人には「死」が付き纏う。
そもそも釧路市の死亡予測者数が80000人前後というのが恐ろしい。
人口158000人まで減少を続けている現在、更に人口が半減したらもうこの町はオシマイだべね。
だから、そうならない為にどうしようか…という議論は一体どうなっているのか、それは一向に市民には伝わらない。
道東エリアの海岸線は東西に、瓦礫で寸断。
線路なんて残る筈も無い。
JR北海道の線路を歩いて渡ることに許可が要るとか、いざという時にそんな寝ぼけた話しをする余裕がある人達が羨ましい。
色で塗られたところ↓が水没箇所。
釧路市は殆どが水没する。
太平洋と水路で繋がっている春採湖周辺も完全に水没。
コーチャンフォーやザ・ビッグ、コープさっぽろ春採店も水没。
これが釧路沖地震が発生した時に起こる津波被害の現実。
ちなみに十勝の広尾町は高台の上に宅地や国道が走っているので被害は少ないと思われる。
大樹町や豊頃町は、いざとなれば帯広(山側)に逃げられるので、立地的には羨ましい限り。
音別町と白糠町もまだ山へ逃げられるので、街に留まらない限り命は何とかなる。
その代わり住宅も役場も全滅する為、助かった人達はどこへ逃げるのか。
白糠町の人達なら国道392号線を使って本別町へ逃げられるが、
音別町の人達は道路の東西を瓦礫に阻まれ、町から逃げ出すことも出来ないものと推測される。
そして一番問題なのは釧路市。
広大な釧路湿原に囲まれ、山側へ逃げる道は次の4パターン。
◯釧路空港・阿寒インターへ向かう国道240号線
◯鶴居村へ向かう道道53号線
◯標茶町へ向かう国道391号線
◯中標津町へ向かう国道272号線
この中でワタクシが後々のことも考えて有望だと思うのは中標津町へ逃げるルート。
中標津町ならば津波の被害も無いからだ。
網走や北見などに親戚が居る人ならば標茶町・弟子屈町へ向かえば良い。
問題なのは釧路空港や阿寒インターへ向かうルート。
もし道中、釧路空港の手前で事故や渋滞が起これば、間違いなく海抜が低いことからも津波に巻き込まれる可能性大!!
ましてや地震直後の高速道路は閉鎖される為、道東道を使うことは無理な筈。
(東日本大震災の時、東北自動車はすぐに閉鎖された)
まあ、平和な今の内にこういう事はしっかり考え準備しておくべきだと思う。
大勢に付いて行ってロクな目に遭わなかったのは、(東日本大震災の時の)大川小学校の一件でワタクシ懲りてるから。
引率者がバカだと、それを信じて付いて行く者はハズレを引くことになる。
そもそもが、自分の命は自分で護るものだと思う。
水没エリアの中に、
何箇所もの避難場所↓
バカだろ、このマップ作った人達?
これでまた、亡くならなくてもいい命が失われるんだぜ。
東日本大震災の教訓が活かされていなのは、「何も学んでいない証拠」だろうな。