ここから話すことはワタクシの体験談。
他人から「聞いた話」とかではなく、この目耳鼻で得た事。
まず、大型地震の場合、
古い建物は倒壊する。
特に古い木造家屋は簡単に。
秋田から水や食料を積んで志津川(南三陸町)の友の元へ走った時、道中通り抜けた古川市内(大崎市)は街中の至る箇所で古い建物が倒壊していた。
地震から数日経ってから倒壊する場合もある為、とにかく近寄らないのが身の為。
場所にも拠るが、アスファルトは割れ、道路のあちこちに亀裂が入る。
車では通り抜けられない道も在るので、通常時とは違うという意識で居ること。
パイロンが置かれていなければ、二次被害は必至。
外へ出歩きたくなる気持ちも分かるが、出掛けるなら車やバイクではなくチャリンコか徒歩にする事。
ちなみに地元宮城県ナンバーの車が走っている光景はほぼ見掛けなかった。
コンビニやスーパーは停電。
交差点の信号も停電。
ガソリンスタンドも停電。
事が起きてしまってからではどうにもならない。
だから各家での食料備蓄をワタクシは訴えるのだ。
また日常から我が家の車は燃料を満タンにしている。
大地震が起きれば否応が無しに分かると思うが、
水、食料、電気、ガス、ガソリンは手に入らないと思え。
自宅が持ち家の場合と、
高層マンションの場合と、
せいぜい2階建てくらいのアパートでは、
置かれている状況が違う。
電気は止まる。
水道も止まる。
特に高層マンションの場合は水をポンプで汲み上げる為、水道が復旧したとしても電気が復旧しなければ使えない。
ガスは、都市ガスは止まるがプロパンガスの家は使える。
トイレは概ね使えない。
釧路沖地震の発生により高さ20mの津波が発生したら、海抜の低い釧路の街はほぼ壊滅する。
国道38号線と国道391号線、国道44号線は不通となる為、
◯国道38号線…白糠町方面へは行けない
(白糠町は全域津波被害で壊滅的)
◯国道391号線…標茶町方面へは行けない
(釧路町遠矢地区まで津波被害の恐れ)
◯国道44号線…厚岸町方面へは行けない
(厚岸町は全域津波被害で壊滅的)
となると、逃げ場は
◯鶴居村(道道53号線が釧路湿原絡みで水没したら無理)
◯中標津町(国道272号線で行き来が可能)
の2箇所のみと推定される。
なお道東自動車道は安全が確認されるまで通行止めになるので、現実的に考えれば釧路から帯広へ逃げるルートは阿寒湖経由からの足寄町ルートで行くしかない。
また北見方面へ逃げるにしても、阿寒湖経由のルートしか無いが、津波は釧路空港近くまで達する為、いざという時は国道240号線も使えないと推測すべき。
となると、帯広はおろか北見へも逃げられないことになる。
さすれば釧路と他の安全地域との行き来はほぼ「中標津町のみ」とワタクシは考える。
いずれにせよ釧路は完全に「陸の孤島」と化して、食料困難に見舞われることが必至。
また釧路川から西側は全域が水没する為、家を失わずに済む人達はこのエリア↓に限定されると推測される。
この推測を元に、釧路市は海抜が高く空き地(空き家)の多い
◯白樺台地区
◯別保地区
を移住区および居住区として、今からでも積極的に開拓していくべきだと考える。
何か思い出したらまた追記していきます。