ホテルヴィラシティ雲谷(雲谷高原温泉)は青森県青森市にある雲谷スキー場そばのホテル。
青森市内が一望出来る高台に建ち、そこの駐車場は誰もが出入り出来る夜景スポットとして知られていました。
しかし2011年、311東日本大震災の影響でホテル設備に影響が出てしまい、以来休業をやむ無くされました。
それも翌年にはリニューアル再開を果たしたものの、残念ながら2014年10月に再び閉鎖。
以来、ここはチェーンが張られてしまい、今日も立ち入り禁止となってしまいました。
どうですか、この眺望。
青森市に来て夜景撮影といえばここ一択。
それがもう二度と入れない(見れない)というのだから、これほど悲しいことはありません。
地震の影響を受けたのは決して太平洋側だけではないのです。
青森ベイブリッジが見えます。
フェリー埠頭も見えます。
その向こう側は海(陸奥湾)ですが、海の向こう側には蓬田村に続く沿線の明かりが見えます。
真正面に見えるのは青森市で一番大きな病院、通称「県病」 。
緑色にライトアップされているのは青森市のランドマーク「アスパム」。
今でこそ日本全国から観光客を集める青森市ですが、それこそ昔はピンサロや立ちんぼ、ボッタクリの呼び込み、連れ込み宿など「やばっちぃ店(危険な店という意味)」 が集結していた地域でもあります。
あそこら辺がどんなところか知らないで1人観光客の余所者が歩いていようものなら、間違いなく怖いオッサンに連れていかれるでしょうね(笑)
特に青森駅の両サイドはモーレツにヤバいです(笑)
中でも国道4号線寄りのほう(パチンコライジングの裏手)は、逃げると目のイッたやばっちぃオッサンが大声を張り上げて走って追っ掛けてきますので、脚に自信の無い方は踏み入れないほうが得策だと思います。
かくいうワタクシも過去何度か青森駅周辺では怖い思いをしております。
何はともあれ、ここは八甲田山へ向かう途中にあります。
最寄りにある雲谷スキー場は今でも営業をしておりますので、冬になればスキー場からこの景色が見れるかもしれません。
標高はまあまあ高いところなので、それなりに期待は出来るかと。
いずれにせよ、
5年前まではこの景色が誰にでも見れていたわけです。
ワタクシはこの撮影をした2010年12月が最後でしたが、 てっきり「いつまでもこの景色がこのホテルの駐車場から見れる」と思っていたわけです。
でも、ホテルとて未来永劫まで潰れないなんてことは無いんですね。
だからこの一件を置き換えるならば、
「物事は先伸ばししない」
ということの表れなのかもしれません。
青森県は良いところです。
来れる内に、
見れる内に、
是非青森県へお越し下さい。