鶴居村で美味しい厚切りロースとんかつ定食を食べたワタクシ。

お世辞抜きで、こんなに美味しいとんかつは久し振りのことです。

今は無き青森県八戸市にあった昭和の名店「ぜい六」以来の衝撃です。



それにしても、

「鶴」といえばロシアから越冬のためにやって来る渡り鳥。

そのため「冬」のイメージは強いですし、鶴を見にやって来る観光客が多いのも冬です。

しかしながら、釧路市から鶴居村、標茶町、阿寒町にかけての一帯にはほぼ一年中、居着いている個体が居るんですね。

それもこれも人為的に餌付けをしているからだと思いがちですが、実は単なる草むらだったり原っぱだったり畑だったりに居ることも多いのです。






ここは廃墟と化した建物?

看板などは日焼けしていて文字が全く読めません。

この丘の下方にはオートキャンプ場があります。

営業は8月いっぱいまでなので、今は静かなもの。






今が旬の山葡萄もたわわに実をつけていました。






ピンク色の可愛らしいボンボリのような花。






来年は是非ともこのオートキャンプ場に来てみたいものです。

とても広々とした芝生綺麗なキャンプ場です。






そしてジムニーを阿寒町上徹別方向に走らせます。

道中には素晴らしい景観があちこち。

ホント、いつも走る国道とは違う素敵な景色があちこちに見えます。

今度はバイクで来たいものです。






上徹別から直進し、そのまま山を上れば伐採されたハゲ山が。

ここを通り抜けると雄別炭鉱に突き当たります。






これが峠の下を流れる舌辛川。

もしやこの上流にシュンクシタカラ湖があるのでしょうか?






ここで釣り人二人とすれ違い。

何が釣れるんでしょうかね?

ナメ床の水量の少ない川です。

水はクリアで底までしっかり見えるほど綺麗。










かつて鉄道が敷かれていたであろう石造りの橋。






このブロック積みも古いものと思われます。






木立から覗くキラキラしたお日様と小川。

昔はこの炭鉱に10000人以上の鉱夫が勤めていたと云います。

兵どもが夢の跡…という感じですね。






これも線路跡でしょうか。






そして大きな煙突。






これが良く聞く映画館跡という建物でしょうか。






そして草木に覆われたガソリンスタンド跡。






道東地区では最も怖いといわれるスポットのようですが、怖いもの見たさで行くのでなければここは素敵な場所。

木々の隙間から覗くお日様がキラキラして、なんとも言い難い穏やかな空気が流れています。

まあ廃墟マニアや心霊スポットマニアには堪らない場所なんでしょうけど、

ワタクシは、今の時代の礎を築いた「昭和の人々」や「昭和の産業」に感謝する立場でありたいと常に願っています。

先人が居たから今がある。

自分一人で生きていけてるなんて、そんな思い上がりは無しの方向でありたいものです。



今の時代は単3乾電池が100均で4本100円。

昔は1本幾らしたっけなぁ~?

そういうことも引っ括めて、何もしていないクセに我々は恩恵にだけは預かっているんですわ。

便利な世の中に感謝せねばね。