第131回

滋賀県のど田舎の公立高校から、京都大学に行かれた方です。

若くして、白血病で寝込まれたまま、世界中から、文献を取り寄せて、

薬も取り寄せて、11年間も、生き延びられた方です。

 

もう薬をやめたから、3日以内に死ぬと呼ばれて、家まで行って、息子さん達2人の前で、

内藤式勉強法が正しいと言いました。

事実、長男は同じ公立高校から京都大学に行かれ、北海道大学の教授になられたはずです。

 

今は、自分が寝込んだままなので、内藤先生の悔しさが、よく分かります。

 

子供の頃から、病弱で、学校にも半分位しか行けず、

ただ、教科書とほんの少しの参考書だけを熟読して、京都大学に行かれたのです。

如何に、ごく普通の教科書が大事かを教えて頂けた方です。

 

内藤先生の本を、京都の古本屋で見つけて読んだのが、確か、塾の後期の時期でした。

それこそ、田んぼと山しか無い所で、奥さんが、小さな塾をされていました。