第80回
大阪大学の哲学科の主催でした。私も何度も出て、結構 顔みしリが出来ました。
私の唯一の得意だと思っていた分野です。もうその頃には、塾を辞めていました。
私は、特に、ニーチェをはじめ、ドイツ哲学を読んでいたのです。ですから、
講師のニーチェの解説に大いに疑問を感じたのです。パスカルとか、カントとか
デカルトについても、結構読んでいたので、色々と思いました。
後に、京都大学の哲学科に行ったYさんと哲学について、色々話が出来て、
とても幸せな時期でした。
結局、私は論理的な思考が好きなんです。
中国古典の漢文は、伝統的な読み方をそのまま覚えねばならないから、どうも苦手でした。
私は、大阪市立大学の中文ですから、漢文の読み方では、劣等生でした。
後に、現代国語の読み方を見つけられたのも、論理的に読めたからです。
もう、AIの時代ですので、下手に、作者の潜在意識まで、アメリカ人に読まれたら困ると思いますので、公表しないと決めました。
私の読解法では、既に書きました様に、毎年、京都大学に合格者数が、一名位の私学が、
わずか、3時間ずつ、10日間の授業で、京都大学に17名合格して、大阪大学に14名
神戸大学には30名。大阪市立大学と、大阪府立大学に合わせて38名合格でした。
多分、私の現代国語の講義を聞いた子供達は、変わったのです。
「これで終わりです」と言った時に、全員が立って、拍手をしてくれたから良い思い出です。