小金井市は、市報で庁舎等建設の再開を知らせる特集を掲載しました(下図参照)。しかし、この文面には昨年6回にわたって開催した市民説明会の様子は全く書かれていません。

 説明会の中では多数が現設計案に批判的な声でした。そうした声を無視して進めていくことは良いのでしょうか。

 

小金井市市民参加条例の基本理念では次のように規定されています。

(基本理念)

第3条 市民及び市は、市民参加及び協働の前提条件として市政に役立つ情報の共有が不可欠であることにかんがみ、互いにこれに努めるものとする。

2 市民参加及び協働に当たっては、何人も互いの意見が平等に扱われることを自覚し、積極的には発言しない市民のみならず、市内に居住する未成年者、市内に通勤もしくは通学する者、市内に事務所もしくは事業所等の活動拠点を有する法人その他の団体又は市内に暮らす外国籍を有する者の意向にも配慮するとともに、異なる意見を有する者の意見も尊重し、あらゆる関係者相互の信頼関係を築くことに努めるものとする。

 

 ところが白井市長は、市民案について「一部の市民が提案している」と言い放ち、尊重する意思も全くなし。

また市民案に対する参加者の反対意見についても制止することなく、放置状態。市民同士の対立を深めるような説明会でした。

市民参加条例の趣旨に沿って行うならば、「市民説明会で参加者には色々な意見があるが、お互いの意見を尊重し批判し合うことは控えてください」などという趣旨の一言が必要でした。

 市民参加のあり方が問われています。

 

 

市民説明会の内容は以下の通りです。