皆さん、こんにちわ。
卒業シーズンですね。

私が女子柔道部で監督を務めるIPUでも
無事に卒業式を終えました。

今年の柔道部卒業生は7名。

卒業式後に毎年そうですが、柔道場で在学生と
共に卒業生を迎え、最後の送別会をやりました。
柔道部の自慢は今年で5期生になりますが、
毎年全員確実に自分たちの目指す職業毎に
就職が決まっていることです。

毎年10名前後の卒業生がいますが全員が
本当に文武両道で頑張ってくれます。

しかし、実際には本人たちを真剣にさせる
だけの状況を作ることから始まります。

IPU柔道部の印象はただガンガン柔道だけを
やっているように思われがちですが、実は
しっかりと計画性を持って育てています。

部員は高校まではほぼ柔道だけの考えと
生活を送ってますから、その子たちに社会人に
なるための基礎作りから一つ一つ、何度も
何度も何度も話し合い教え育てる毎日です。

IPU柔道部の指導方針は我々指導者が

『言葉力と行動力』

を持っていかに部員の意識改革と向上を
させられるかです。これは言葉や態度での
強制や威圧ではなく、意味のある言葉を
伝えて「一緒にやるんだ」という姿を見せる
ことが必要だということです。

昔流の一方的な体罰で理解させるのではなく、
言葉の力と我々はどんなことがあっても
部員を支え、守ることを理解してもらうだけの
我々の努力が必要なのです。

我々は卒業させるのが目的ではなく、
社会に活かせる人間を教育して行くことが
役目だと思って、部員と共に、日々悩みながらも
一歩一歩前進しています。

今年の卒業生の時代には残念ながら日本一の
栄冠を手にさせてあげることは出来ませんでした。

しかし、立派に成長した卒業生から出てきた言葉は

「最後まで諦めずに仲間と頑張って来て本当によかった。
後輩たちには是非とも私たちが出来なかった
日本一を再度手にしてほしい。」

そんな言葉を残してくれました。

頑張って来たご褒美は人生の後からついてきます。
卒業生のみんなにはこれから今まで頑張って来た
ご褒美が必ず返ってきますよ。

これからはそれぞれの世界に巣立って行きますが
IPU柔道部の自信と誇りを持って下さいね。

それだけの苦労と悩みと努力をしてきたのは
私が誰よりも知っています。

みんなと頑張ってこれたあっという間の4年間に
心から感謝とありがとうございました。

これからも一生見守っています。