伊勢崎市指定史跡 平成7年4月1日指定
庚塚古墳[かねづかこふん]
(上毛古墳綜覧記載 赤堀村第77号墳)
赤堀町大字下触の西端にある石山丘陵に存在する古墳群には、石山、庚塚、片田古墳群がある。当古墳は、庚塚古墳群の核となる古墳である。また、石山丘陵の3つの古墳群のなかで最も規模の大きな古墳でもある。この庚塚古墳を中心とした庚塚古墳群は、西暦5世紀から7世紀にかけて前方後円墳2基、円墳9基が築造された。
古墳の遺存状態は良好で、石室は町内で現在までに調査された古墳のなかでも大きく立派である。
当古墳を平成5年度に発掘調査したところ墳頂に大刀等の形象埴輪を配し、下段平坦部に円筒埴輪を巡らしていた。
概要
形態 前方後円墳
規模 全長48.4m 残存高2.5m
埋葬部 横穴式石室(長4.4m×幅1.8m×高1.8m)
遺物 直刀、小刀、刀子、玉類、大甕、甕、坏
円筒埴輪、人物埴輪、大刀形埴輪
時期 6世紀中葉(古墳時代後期)
(現地、説明板より)
庚塚古墳
この古墳は全長48.4メートルの前方後円墳で、横穴式石室が墳丘の南東側に開く。石室の規模は全長4.4メートル、幅と高さはそれぞれ1.8メートルである。石室からは大刀をはじめ多くの副葬品が出土した。墳丘の広い基壇上には円筒埴輪を巡らし、前方部には人物埴輪や器財埴輪を配置したと推定される。古墳の築造年代は6世紀中頃である。
□名称 庚塚古墳(かねづかこふん)
□指定年月日 平成7年4月1日
□指定区分 市指定史跡
□所在地 伊勢崎市下触町119-1
(伊勢崎市ホームページより)
住所:群馬県伊勢崎市下触町119-1
特徴:石室は開口
ただ、土砂で埋まり内部は不明。
撮影:2024年10月13日