茨城県牛久市小坂町2265に鎮座する小坂熊野神社の御朱印です。
御祭神は、熊野加夫呂岐奇御気野命、速玉之男命、事解之男命、伊邪那岐命です。
御由緒
古文書によると、長録元(1457)年に紀伊熊野本宮大社から御分霊を勘定して創建したのがはじまりとされています。その後、享保14(1729)年4月11日に再建され、現在に至るまで560年以上の歴史を有します。
かつて、常陸国信太荘に対し、その東部のあたりを指した東條荘は熊野速玉大社領であり、熊野神社が多く勧請されました。隣接する河内郡や信太郡にも大きな影響を与えたと考えられ、そうした動きのなかで牛久の小坂地区にも熊野信仰が早くから流入したものと考えられます。その熊野信仰者の中心的な担い手は、小田氏の麾下で牛久一帯を拠点としていた岡見氏であると考えられます。とはいえ、当社は牛久市内唯一の熊野神社であり、牛久地域では鹿島神社の勧請が優勢でした。これは、江戸時代までには熊野信仰の担い手たる岡見氏が没落していったことの証左でもあり、当社は牛久市域における小田一族が熊野信仰者であったことを示す貴重な遺産ともなっています。
旧近代社格は村社に列し、明治41(1908)年に愛宕社、厳島社、天満神社を合祀し、現在に至ります。
境内には、三峯神社・秋葉神社・金毘羅神社・捙宮・小鷹大明神・稲荷神社・牛頭天王宮(八坂神社)・道祖神・小天狗・青面金剛尊(庚申尊)が祀られています。
(小坂熊野神社websiteより)
★一言★
御朱印授与所は別の場所にあります。