基本情報 
 場所:埼玉県児玉郡神川町渡瀬
 電話:
 開館:
 休館:無休
 料金:無料
 特記:金鑚神社より徒歩400m

御嶽の鏡岩[みたけのかがみいわ]
 所在地 児玉郡神川町大字二ノ宮・渡瀬
 御嶽の鏡岩は、ここから約400m登った御嶽山の中腹にあり、約30度の傾斜をもった岩面が、幅約9m、高さ約4mにわたって赤褐色に光り、わずかの日射しでもにぶく輝いている。鏡岩は約1億年前の岩断層活動の跡で、断層面ができるとき強い摩擦力で岩面が鏡のように磨き上げられたものとみられ、岩がずれた方向に幾本もの筋が走っていることがわかる。貴重な地質学資料として、1956年(昭和31年)に国の特別天然記念物に指定されている。
 伝説によると高崎城(群馬県)が落城したとき火災の炎が明るく映ったと伝えられ、また、月の光に反射して敵の目標になることから、松明でいぶしたので赤褐色になったとも伝えられている。
 この山は標高343.5mあり、尾根続きには御嶽城跡の遺構もあって、周囲の眺望にすぐれ、神流川、利根川沿いの北関東が一望できる。
 1983年(昭和58年)3月【2015年(平成27年)3月改修】
 神川町
(現地、説明板より)

御嶽の鏡岩(国指定特別天然記念物)
 昭和31年7月19日指定
 所在地 神川町二ノ宮751外
 約1億年前に関東平野と山地の境にある八王子構造線ができた時の岩断層活動のすべり面で、摩擦によって表面が鏡のように磨かれています。岩質は赤鉄石英片岩で、岩面の大きさや、断層の方向がわかっていることから地質学的に貴重な露頭となっています。
(神川町役場ホームページより)

訪問記録
 訪問日:2023年10月8日