基本情報
場所:千葉県茂原市本小轡1119-65
電話:0475-20-1559
開館:無休
休館:無休
料金:無料
特記:駐車場はありません。
掩体壕
太平洋戦争開戦直前の昭和16(1941)年9月に、木崎・谷本・町保・新小轡・本小轡等の約150戸の民家や東郷国民学校(現東郷小学校)及び寺社等が強制移転を命じられ、茂原海軍航空基地の建設が始まりました。
司令部跡は現萩原小学校、兵舎跡は現茂原中学校、滑走路跡は三井化学(株)東側の約1,000mの道路で、基地の東端は東郷保育所前を通る通称海軍道路と呼ばれている辺りです。基地の北側には誘導路が巡らされ、戦闘機を敵襲から守るための格納施設である掩体壕が造られました。
この壕は土砂を壕の形に盛って転圧して筵(むしろ)や板を並べ、その上に鉄網等を張ってセメントを流して造られており、総面積365平方メートル、壕の中の面積286平方メートル、高さは最大6m70cmあります。
築城は、主に横須賀鎮守府から派遣されてきた海軍設営隊が行っておりましたが、長生中学校や茂原農学校(現長生高校・茂原樟陽高校)の生徒、近隣住民等も動員されたことが確認されております。
戦争の記憶が薄れていく中、当時の様子を物語る貴重な戦争遺跡です。
令和二年十二月二十五日 茂原教育委員会
(現地、説明板より)
訪問記録
訪問日:2023年1月9日
特 徴:
地図の場所は3号掩体壕です。