お舟石古墳
お舟石古墳は、今からおよそ1400年前に甲斐市志田、下今井、宇津谷一帯を治めていた有力者或いはその家族のお墓です。現在は石室と呼ばれる石で造られた部屋だけが残っていますが、もともとは地面から3.5mの高さまで土がもられ、小さな山のような形をしていました。
石室から約7mの地点には、石室を囲む様に幅3m、深さ1mの周溝と呼ばれる堀が円形に廻らされていて、堀の南側と東側からは合計2頭分の馬の歯や須恵器と呼ばれる灰色をした土器が出土しています。古墳の堀から馬歯が出土することは珍しく、大変貴重な発見といえます。
時期:6世紀末~7世紀初頭
形状:円墳
規模:墳丘直径 18m(推定)
墳丘高さ 3.5m(推定)
周溝幅 3.7m
周溝深さ 1m(西側0.5m)
石室全長 7.8m
石室幅 4.8m(中心部)
甲斐市教育委員会
ユニー株式会社(ラザウォーク甲斐双葉店)
(現地、説明板より)
住所:山梨県甲斐市志田
特徴:ラザウォーク甲斐双葉駐車城内に所在
撮影:2022年11月2日