この古墳は、大塚古墳群中で最大規模の古墳(円墳)です。墳丘の西側が一部消失している以外はほぼ原形を留めており、築造された時期は古墳時代後期(7世紀前半頃)です。また、大塚町の名もこの古墳群に由来するといわれています。
 古墳の規模は、墳丘および周湟の一部の発掘調査によりおおよそが明らかとなっています。また、墳丘の構造は、基壇の上に墳丘が築造されたもの(二段築成)です。
 古墳の直径 61m
 墳丘の高さ 6m
 周湟の幅・深さ 約8m・0.9~1.3m
 石室は南面開口の切石積横入式で、石室の奥壁は、墳頂下より南へ約6.5m離れた位置に据えられています。羨道部はすでに消失して玄室の一部のみが残り、両側壁・奥壁・天井が凝灰岩の一枚岩でつくられています。
 玄室 長さ 1.95m  奥壁幅 1.35m  高さ 1.15m
 (栃木市教育委員会)

 場所:栃木県栃木市大塚町
 特徴:セブンイレブン栃木大塚町店(栃木県栃木市大塚町521-5)の北側50m
 撮影:2020年9月22日