この古墳は、前方部を南西に向けて築かれた前方後円墳で、北山古墳群の中心的なものである。前方部の発達した後期古墳の形をよくとどめ、この近くには5基の円墳がつき従うように築かれている。
明治32年(1899)、後円部の横穴式石室が発掘調査され、直刀・管玉・馬具・土師器などが出土している。これらの遺物によって、この古墳は6世紀後半ごろに築かれたものと思われる。
墳形/前方後円墳 全長/約43m
<後円部>径/約29m 高さ/約4m <前方部>幅/約32m 高さ/約4m
(現地標柱 瓦谷町)
場所:栃木県宇都宮市瓦谷町32-2
特徴:北山霊園内
撮影:2020年8月23日