この古墳は、前方部を南西に向けて築かれた前方後円墳で、北山古墳群の中で最も大きく、古くは塚穴と呼ばれていた。
 昭和61年(1986)、後円部の横穴式石室が発掘調査され、割石で築かれた長大な埋葬施設であることが明らかにされた。宇都宮市では最も古い形態の横穴式石室の一つといわれている。
 この古墳は、横穴式石室の特徴や出土した円筒埴輪・馬形埴輪によって、6世紀半ばごろに築かれたものと思われる。
 墳形/前方後円墳 全長/約55m 
 <後円部>径/約30m 高さ/約4m <前方部>幅/約28m 高さ/約3m 
(現地標柱 岩本町)

 場所:栃木県宇都宮市岩本町
 特徴:北山霊園内
 撮影:2020年8月23日