昨夜、他人の気配のする場所で、本を読んでいたいなと
氷のような形の明かりの下で開いた本が
そうだったのかと
本からも場所からも離れられずに閉店間際まで長居してしまった
八甲田山(青森県)1902年
明治35年1月23日の遭難のページを読んでいて
同年同月同日に
抜粋
北海道に根をすえた高気圧はなぜかその移動を止めていた
高気圧停滞に伴う輻射の原因による急速な温度低下は、23日頃よりその速度を早め1月25日には北海道旭川において零下41度という日本における最低気温を作ったのである
旭川の作家、三浦綾子さんは、もしやこの寒さを体感していたのかと気になり検索すると、1922年生まれとあった
三浦綾子さんの代表作
塩狩峠、氷点、泥流地帯などなど
本から関連して脱線していく
思ってもいないところから、共通点がわかってアハ体験して、なんだか新しい自分が存在しているかのようになる
少し先にある自分に待ち受けている未知のものの不安など書き消してくれた
最高の読書体験だった
読書は最高の体験です
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