小さなブロックを買ってもらったようです


小鬼と兄鬼は夢中で組み立てています


そこに、よちよち歩きの赤鬼が仲間に入りたくて近寄ります


オトナは、赤鬼が小さなブロックを口に入れないように監視します


アサヒはクロスステッチしながら、時々彼らに目をやります




ブロックひとつ組み立てるのに、あーだこーだと喧嘩が始まったり、終わったり、また始まったりします


同居を始めた頃、この騒がしさから逃れたほうがよっぽどいいとさえ思ってました

家族がいれば、否でも応でも(いやでもおうでも)関わって生活することになります


独り暮らしの時よりも、怒ったり、泣いたり、笑ったり、声に出して笑っていたり、乳児の幼児の成長に驚いたりすることは、アサヒの持っている転移したガンの抑止力になったのではないかと考えています

抗がん剤と阻害薬治療を初めて半年です

変化があったのか、薬が効いているのか知りたいと申し出た結果、昨日の治療日に結果を聞くことができた


甲状腺結果は、良いとは言えませんでしたが、肺の影は薄いのがはっきりとわかった

右腸骨は、影すら見えない


先生!ガンが消えてますよ
治ってる?
流行る気持ちを抑えて、先生の言葉を待つ

薬の効果が出ていますね
抗がん剤と阻害薬が効いているということですね
薬を急に止めてしまうと、振り返す可能性もありますから、まだしばらく続けましょう


確かに一理あるけどね










消えたと思いたい
歩いて走って、運動を続けてきた甲斐があった
歩くことは走ることは、心も体も綺麗にしてくれる

心置きなくエントリーができる
抽選待ちの大会が当選したらば、すぐに支払いを済ませよう
心が羽ばたいていくよ

甲状腺のこともあるけど、肺の影は、たまたま薄く機械の都合で写ったかもしれない、腸骨はひょこっと隠れてしまっただけかもしれない
突如として、この病気にまた取りつかれてもおかしくはない



でもね、少しの希望に狂った者は、次の希望を押し上げてしまうものなのよ

心は踊っているけれど、先生の前でも、化学療法室でも第三者のように装ってしまってアサヒはカワイクありません



また、ほどほどの飲酒も、良かったかもしれない





家族からの支えも大きく良かったかなと思えるような気がしてきた

家族の騒がしさにアサヒの感覚は害されるからと、同居当初は一人に戻ることを考えていたけれど、

気がつけば、顔の筋肉は鍛えられるし、笑っていることが多くなった

おはよう、おやすみの挨拶は、アサヒがリビングに出てきたらば、すぐに挨拶をしろよ!
年下の者が!という古い考えを捨てた!

難しく考えないで、自分から挨拶をしてみれば、ものすごく明るい挨拶が返ってくる
気持ちがよくなる

へなへなアサヒになっていきそうだ

それはそれで嫌だから、意地悪な怖い所は、ここぞというところで出していく





ひとつの道しか残されていませんとなっても、巻き道もあれば、脇道もあるはず

人生をどこまでも歩いていきたい



参加しています🎵

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