福崎町高岡 応聖寺様でいけばな光風流をお稽古している生徒です。
今日は午後いけばなのお稽古しました。午前中はお友達のお庭のバラ園を見に行きました。センスのいいバラの配置でバラの花と他の花を見せてもらいお茶とお手製のゼリーをご馳走になりました。
お友達宅のバラ園です。
お家元のブログです。
内藤正風のブログ
2024年5月22日 / 最終更新日時 : 2024年5月22日 内藤 正風・内藤正風の視点
やった後悔よりもやらなかった後悔の方が、諦めがつかない事だと思います
目次
- 微塵も悔いのない人生なんて、無いと思う
- 悔いや後悔は誰しも有る。「しゃあないなぁ～」って思えるかどうか
- 「〇〇しておけばよかった」と「○○して失敗したな」
- シャレにならない後悔は、しなかった事への悔いだと思う
ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
今日は、兵庫県のいけばな界だけではなく兵庫県の文化に大きな貢献をされた先生のお別れの会があり行ってきました。私が学校を卒業して兵庫県いけばな協会に流派代表者として参加するようになった時から、色々なことを教えていただいたりお世話になった先生ですので、色々な思いが込み上げます。
ところで私はお通夜やお葬式に参列した時に、「この方は＂楽しかったなぁ＂と思って人生を終えられたのかな。。」って、いつもそんな思いが頭をよぎります。
微塵も悔いのない人生なんて、無いと思う
私は、何一つ悔いのない人生なんて存在しないと思っています。”悔い” とか ”後悔” っていうと何か凄いことのように思われるかもしれませんが、そんな大したことじゃないんですよ。
いうなれば「あ～あの時にこうしておけばよかったなぁ。。。」とか「あんな事しなかったらよかったなぁ。。。」なんて思うような事柄は、人にはなにかしらあると思うんです。
小中学校の時、高校大学、社会に出てから、結婚してから、子供のことについて、人間数十年生きていれば悔いの一つや二つくらい有って当然ですよね。
悔いや後悔は誰しも有る。「しゃあないなぁ～」って思えるかどうか
悔いや後悔は全ての人に絶対にあると思います。そしてどんなに頑張っても、人間生きていく中で悔いや後悔をなくすのは絶対に無理だとも思っています。
だって、人間が生きていく＝悔いや後悔をまき散らしていく、ってことに他ならないのですから。
ただ私は悔いや後悔が悪いと言っているのではなく、その後悔や悔いを「しゃぁないよなぁ～」って思えるか思えないかが重要ではないかと思うのです。
「〇〇しておけばよかった」と「○○して失敗したな」
「海外にもっと行っておけばよかった」「友達にもっと会いに行っておけばよかった」「家族ともっと一緒にいる時間を作っていればよかった」などのような「〇〇しておけばよかった～」っていう後悔は、まあしゃぁないよな～なんて思えないですよね。
だって、どんなに悔いても戻れないんですから。
しかし逆に「旅行に行きすぎて貧乏したな～」「友達と一緒にいる時間を大切にし過ぎて自分の時間がほとんどなかったな～」「家族を大切にし過ぎて会社で出世できなかったな～」なんて後悔は、まぁしゃぁないよな～って笑い飛ばせるしあきらめることもできますよね。
だって自分で選んでしたことなんですから。
シャレにならない後悔は、しなかった事への悔いだと思う
しなかった後悔は絶対に笑えないものだと思います。しかし逆に自分の選んで行なった行動からの失敗は、その時にはヒーヒーいったとしても時間が経てば笑い話になっちゃうんですよね。
そう、「しゃ～ないよなぁ」になるんです。
自分の人生が終わるときに、後悔は絶対にあると思います。しかしその後悔の中の半分以上、出来れば大半が「しゃぁないよなぁ～～」って思うことが出来るものになっているように、いっぱい色んな事をしておきたいと思います。
”やらなかった後悔” よりも ”やった後悔” を出来るように。
内藤正風PROFILE
- 内藤 正風
- 平成５年（1993年）、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。