1年3か月前からの指導。サピのαクラス。6年の6月までは浜学園の最難関クラスにも通う。どうやらトーマスの個別指導も一時期併用していたようだ。偏差値は乱高下が激しく算数は55~66位。外国人だけど、国語もよくできる。
体験指導の時にサピの理科のマンスリーをその場で解いてもらったが、ほぼパーフェクトに即答できていて、この生徒を最後まで教えることが自分にできるだろうか?そのうち、指導の限界が来て指導終了になるだろうな、と思った。正式依頼になって気が重かったけど(毎週の予習が大変で、その場で分からない問題を訊かれて解くプレッシャーのため)引き受ける。
案の定、毎週の予習が大変で、他の生徒を含めた予習時間の8割をこの子の問題に割く。浜学園の最レべ問題集(灘中の問題ばかり)は特に死んだ。9月からのサピの土特、日特、志望校別特訓のテキストは入手できないものもあり、その場で解かなければならず冷や汗ものだった。時には1回の指導で3問解けないこともあり、帰りのエレベーターで首を覚悟した。単元や問題によって、その子のほうが私より理解力があって問題を解くスピードも速かった。苦手な単元、予習バッチリの問題、中高の知識が有効な問題は堂々と指導した。
1月の前受は、栄東(東大選抜)×、栄東(難関大クラス)〇、市川〇。
1月は、洗足〇、広尾学園(医進)〇、慶應中等部×、豊島丘は〇。
すごくできる子だったけど、上位層は厚かった印象。
サピはパターン問題が多く、十分に思考力を養えなかったことが5分5分の要因か。
地頭がとても良いので、東大の理系や医学部に合格できるだろう。