こえりには目標としている先輩猫さんがいました。。。。
その名は たまちゃん
1歳年上のお姉さま。。。
実は、今回の癌摘出手術に踏み切ることができたのは、
たまちゃんの存在があったからです☆
約2年前・・・震災の年・・・
先生のもとに正に駆け込んできた飼い主さんがいました。
それがたまちゃんの飼い主さんでした。
扁平上皮癌末期で、衰弱・出血がひどく、かかりつけの病院からは安楽死を勧められたそうです。
しかし、それでも諦めることなど絶対したくないという強い意志だった飼い主さん。。。
ネットで調べたどり着いたのがウチの先生でした。
既に当時は18歳で高齢、腎不全を患うたまちゃん・・・
覚悟の上での手術となりました。
結果、手術は無事成功。
その日から飼い主さんの汗と涙の介護が始まりました。
予断を許さない術後は、抗がん剤、強制給餌と試行錯誤の格闘もある中、
日々、たまちゃんに愛情たっぷりに接してこられた飼い主さん!
飼い主さんのそんなご努力と、先生の尽力で、、、
19歳の誕生日を元気に迎え、健やかに穏やかに過ごすたまちゃんでした。
半年間の抗がん剤の治療が功を奏し、再発もなく回復!
しかし、そんな中、心臓も弱っていることが判り、定期的に溜まった胸水を抜く治療を健気に受ける
こととなりました。
その折に、私はたまちゃんの存在を先生から知らされることとなり、
飼い主さんの許可をいただいて、術中、術後の画像と共に詳細を教えていただきました。
同じ年齢に同じ癌の発症、同じ持病・・・
何もかも合致し、勇気と目標を見い出すjことができ、私もこえりの手術を決意しました。
たまちゃんをお手本にしよう・・・と!
この日からこえりの「先輩」となりました。
こえりの術後の不安を救ってくれたのも、たまちゃんと飼い主さんのおかげです。
術後の介護の仕方、給餌の方法・・・飼い主さんが作成してくださったDVD!!を見せていただくこととなり、
たくさん参考にさせていただきました!!
辛くても・・・めげそうになっても・・・
たまちゃんがいる☆・・・と心の支えになりました!
・・・・・
・・・・・
ようやく春の足音が聞こえてきた春3月・・・
3月5日・・・たまちゃんが旅立ちました☆
胸水の他に腹水も溜まり、貧血状態が続き、、、、、
最期に大きな深呼吸をひとつしてたまちゃんは眠るように幸せな生涯を閉じました。。。
享年19歳・・・20歳をもう少しで迎えようとしていました。
転勤族の飼い主さん・・・この4月に転勤が決まった矢先でした。。。
きっと・・「アタシの終焉はここでいいわ。」と、メッセージを残して逝ったのでは・・・
と飼い主さんはおっしゃっていたそうです。
たくさんの同志・先輩の旅立ちを経験したこえり・・・☆
尊いバトンをまたひとつお受けしました。。。
たまちゃんは癌に打ち勝つ勇気をこえりに、挫けない心を私に残してくれました。
DVD映像の中で、懸命に生きるたまちゃんの姿が鮮明に残っており、これからも
永遠に胸に刻まれることとなるでしょう・・・☆
たまちゃん ありがと
天国で Be happy
たまちゃんが旅立った翌日、つまり本日、その訃報を先生から聞きました。
とってもとってもショックで、病室で号泣してしまいました。
自宅に戻り、母にもその話をしていたその矢先・・・・
ほぼその可能性がないかも・・・と言われていたこと(ブログ記事では可能性は少ないのに
自分への励みとして何度も記していたあの事です)が、
奇跡の実現を果たしました。
その一部始終をお届けします。
(本日は、高校入試を明日に控え、授業も一段落したので急遽お休みをいただいたのも
幸運でした・・・☆)
たまちゃんの旅立ちの話をしていた矢先・・・
彼女が近づいてき来た。
今は何も置いていない 食事台の前に立ち、しきりに泣きつづけた。
もしや!と思い、久しく与えていなかった、お気入りだった缶詰めを与えてみた。。。
その後は、上の画像の通り。
上手に上手に 約2ヶ月ぶりに好物の缶詰を平らげました!
下顎を失うと、食べ物を入れた際にその受け皿機能になるショベル的な役割がなくなるため、
自ら口に運ぶのは難しいそうです。
もしかすると、一生強制給餌になる覚悟が必要・・・とも言われていました。
正に奇跡でした☆
こえりの食べたいという強い意志と強運のおかげ、
そして、皆さまの応援
さらに たまちゃんが結局は成し得なかった「自力ごはん」という贈り物を
たまちゃんから授かったと思っています
彼女の奇跡はまだまだ続きそうな予感・・・☆
いえ、実感がします!
どうかどうか 皆さま ご一緒に見守ってください!
感謝を込めて
皆さまへ
ご訪問・応援・コメント ありがとうございます
感謝しています
*お返事できず すみません(_ _。)