黒人が帝国ホテルで人種差別受けなかった体験を書いた記事を見た。フロントで会計をしていると白人の老齢の夫人が当然という風情で割り込もうとしたらしい。

ところが日本人の担当者は無視して、黒人客の対応したとのことだった。戦前の黒人に対する差別撤廃を訴えて活動していたこの運動家は、帝国ホテルの対応に明るい黒人の未来を感じたらしい。

  この話を読んだときに、帝国ホテルで思い出すことがあった。最近は、チェーン店で和食の朝食を食べることができる。10年ほど前は、まずホテルでしか和食の朝食を食べることが出来なかった。今は牛丼やカレーチェーン店で和食の朝食が食べられる。

  それで帝国ホテルに朝食を食べに行った。

若いお嬢さんを連れてのことだから目立つかなと心配していたが無用だった。レストランで好奇の視線を全く感じなかった。マナーなのだ。異質な混入があっても、マナーさえ守ればマナーで守られる。帝国ホテルの格式はホテルとそこに集う客のマナーで作られていると強烈に感じさせられた経験だった。