こんにちは。
声と話し方で人生を変えるトレーナーむくもとゆうこです。
1週間前に、ミュージカルの本番が無事に終わりました。
毎年、この暑い時期に、歌とダンスと芝居のお稽古を重ねて本番を迎えますが、
それが終わって気が抜けたからなのか、夏風邪をひいてしまいました💦
さいわい熱は出なかったのですが、なんだかのどか痛い。
そのうちに、咳が出るようになる。
痰が絡むようになる。
なんだか声が出しずらい。
声がかすれてきた。
声がガラガラで、枯れてきた!💦💦
最悪のパターンに陥ってしまいました。
声を仕事にしている私にとって、声が枯れるなんてあるまじきこと。
いつもあんなに気を付けていたのに
とはいえ、長いアナウンサー人生の中では、何度か声が枯れてしまったことがあります。
そんな時はどうするか?
もちろん、仕事を変わってもらって自分は休む。
これが一番いいのかもしれません。
でもなかなかそうはいかないんですよね。
一度声が枯れてしまった時に。生放送のお天気をテレビで伝えなくてはいけなかったのですが、
マイクの前に座って、思いっきり腹筋に力を入れる。
そしてのど(声帯)なんか使いませんよというふりをして(何それ?)
いつも以上に滑舌よく、口をしっかり動かしてお腹から声を出す。
これで乗り切ったことが何度かあります。
なんと、周りのスタッフには、
私が風をひいて声が枯れていることは全く気付かれていませんでした。
これは自分でも驚きましたが、それからはこの技を何度か使いました。
ただこの技、欠点があります。
長時間は通用しないところです。
今回、オンライン講座や、YouTubeの録音は、苦しいながらもなんとかこなしました。
でも、昨日の落語は(昨日は落語会の出番がありました)さすがにきつかったです。
20分、300人の前で思いっきり声を出していましたから。
1週間たって、ようやく声が戻りつつありますが、
常にのどのケアをして、気を抜いてはいけないと肝に銘じました。
受講生さんや、お客様に常にベストな声をお届けするのが声のプロですからね。
そして、若いころは、回復が早かったけど、年齢と共に回復に時間がかかることも、
認めたくはありませんが確かです。
自分の声を過信してはいけないと感じました。
皆様も、ちょっと気を抜いて、夏風邪をひかないようにお気を付けくださいね。
ほんと、しんどい1週間でした
高村光太郎「道程」の全文です。
教科書で習ったのは、ほんの一部だったのです。
ぜひ、聞いてみてください。